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フェース
「フェース〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
フェースの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
るものではないですぞ。ぜんぜん見劣りしないね。むしろ、より美しきものである。その
フェースに於て、スタイルに於て、銀座のダンサーだにすらも、かの二百名の美姫にくら....
「現代忍術伝」より 著者:坂口安吾
実家でして、社長は当年二十五歳、ボクと同年の大学生で、天草次郎とおっしゃるニュー
フェースで」 「オヤジが追放くったのか」 「とんでもない。当商事に於きましては、....
「戦後合格者」より 著者:坂口安吾
敗戦後の日本に現れたニュー
フェースの筆頭は公認された日本共産党であったろう。しかし、これぐらい内容拙劣なニ....
「ニューフェイス」より 著者:坂口安吾
きしまった。 「この三人は映画音楽演芸界の最高幹部級のパリパリなんですよ。ニュー
フェース募集と云っても、こんな時あつまるのは大概は落第品で、彼らは常に街頭に隠れ....
「文化祭」より 著者:坂口安吾
の女学生芸能家だと見当をつけた。そこで契約に上京した時もバンドよりも女学生歌手の
フェースの方に主眼をおいて念入りにギンミしたのである。 その小森ヤツ子がワガマ....
「癩」より 著者:島木健作
つて何かの本で読んだ記憶のある、この病気の一つの特徴ともいうべき獅子面《ライオン
フェース》という顔の型《タイプ》を、その男の顔に始めてまざまざと見たのであった。....
「グッド・バイ」より 著者:太宰治
垣《かき》のぞきをしたり、ミス何とかの美人競争の会場にかけつけたり、映画のニュー
フェースとやらの試験場に見学と称してまぎれ込んだり、やたらと歩き廻ってみたが、い....
「野狐」より 著者:田中英光
た姉の夫、義兄の帰宅してきた時から一層、ひどくなる。義兄は、財界を動かす「ニュー
フェース」の中に数えられる、ある経済団体の所長代理、すでに五十歳。その彼に私はイ....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
あり、単純なのもあれば複雑なのもあるだろうが、併し要はどの場合でも夫が直覚という
フェース(相)に位置しているということだ。――さてこの世界観から夫々の文化領域(....
「道徳の観念」より 著者:戸坂潤
派に道徳――原始的な――なのである。でもし、原始社会を専らこの社会的強制という一
フェースからだけ考察するならば、原始社会の機構は道徳的で又宗教的なものだというこ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ールと知り、絵相師《えそうがき》をポールトレート・ペーヌタル、筆がペンシル、顔が
フェース、頭がヘッド、足がフットと覚えて行った程度では満足ができない。 しかる....
「女給」より 著者:細井和喜蔵
でかけずり廻った甲斐もなくその日は勤め口にありつけなかったが、その翌日石原町のカ
フェースワンというのへ住み込むことが出来た。願わくば通いで勤め度いと思ったが二流....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
り動きが酷《ひど》くてこれに堪えぬ者が多いという(ハツリット『|信念および民俗《
フェース・エンド・フォークロール》』一九〇五年版巻一、頁三〇五)。予はそんな事よ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
俎』に、蛇|交《つる》むを見る人は三年内に死す。ハツリットの『|諸信および民俗《
フェース・エンド・フォークロール》』二に、古ローマ人は蛇の動作を見て卜《うらの》....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
若い神職が、何やら親しげに話し出した。紹介されて、その神職は、藤本プロのニュー・
フェースの角梨枝子の兄さんであると知った。いまの日本の文化人分布のなんというおも....