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フォーク
「フォーク〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
フォークの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
れ。※時に至り、雨来たり風起こり波生じ、船また少しく揺動す。午後六時、煙雨の間に
フォークランドの島影を見る。 孤舟衝、南米尽処暮、波間島影長。 (ただ一隻で雨の....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
はいつになく慇懃に挨拶をした。 至急おしらせのこととは、何であろうか。僕たちは
フォークとナイフを下に置いた。しかしイレネは、みなさんそのまま食事をお続け下さい....
「海底大陸」より 著者:海野十三
知らなきゃ教えてあげよう。日本の北のほうにある漁場カムチャッカだ」 大いばりで
フォークをにぎろうとしたとき、 「三千夫ボーイ、事務長のおよびだ」 と、ボーイ....
「火星探険」より 著者:海野十三
プルの一片がゆらゆらとせりあがってきた。 「ああこれだね。へんだなあ」 「早く、
フォークでおさえないと、パイナップルが逃げちまうよ。さっきも調理場で、一缶分そっ....
「時限爆弾奇譚」より 著者:海野十三
及びません。厚さが十|糎ぐらいの輪切になって居りますので、お皿にのせて、ナイフと
フォークで召しあがれます」 「おお、そうか。そいつは素敵だ。じゃあ、うまそうなと....
「地獄の使者」より 著者:海野十三
入っていたのか、中は綺麗になっていたから窺う由もない。 その外に小型のナイフと
フォークにコップの類。開かれたるシガレット・ケースとその中の煙草。それから別にき....
「十八時の音楽浴」より 著者:海野十三
ませんわ」 アサリ女史は、そばの金の停り木にとまっていた青い鸚鵡の方を向いて、
フォークの尖につきさした赤い肉片をさしだした。 飢えた鸚鵡は、それを見るより早....
「大使館の始末機関」より 著者:海野十三
堂に戻って来た。 このとき卓子の上には、白いクロスが伸べられ、その上には金色の
フォークやナイフが並び、卓子の用意が出来ていた。 博士は、ナプキンを胸にさし込....
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
がら、そういう方へ航空隊来援要請を解釈した。それに対して船長は何も応えず、料理へ
フォークを使うのに熱中しているように見えた。 もしもドレゴが、今船長の口を滑ら....
「不沈軍艦の見本」より 著者:海野十三
の燻製でありまして、まあ試みにこの一|片を一つ……」 と、特使は、隠し持ったる
フォークとナイフを電光石化と使いわけて、あやしげなる赤味をおびた肉の一片を、ぽい....
「幽霊船の秘密」より 著者:海野十三
一度|斬りつけただけでは足りないで、三筋も四筋も斬りつけてある」 「うん、まるで
フォークをつきこんで、ひき裂いたようだなあ」 「ああ、猛獣の爪にひき裂かれたよう....
「四次元漂流」より 著者:海野十三
入っていはしまいかとも心配になったがまあそんなことは多分ないであろうとおもって、
フォークとナイフとを手にとった。 実においしい。しばらく道夫は半ば夢中でたべて....
「梟の眼」より 著者:大倉燁子
そそいでいた。 十二時を打つと同時に、ドラが鳴って、食事を知らせた。デザートの
フォークを置くともう音楽が始った。忙しい、と口小言を云いながらも、皆愉快そうに、....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
方の壁には、二つの棚が釣ってあって、そこに茶碗だの、木のスプーンだの、やはり木の
フォークだのが置いてあった。 そして同じ壁の入口の向うの、寝台の足の方の隅には....
「異国食餌抄」より 著者:岡本かの子
ャン等一流の料理屋から、テーブルの脚が妙にガタつき縁のかけたちぐはぐの皿に曲った
フォークで一食五フラン(約四十銭)ぐらいの安料理を食べさせる場末のレストラントま....