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ブレッド
「ブレッド〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ブレッドの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
宗にてはローズ・サパーといい、あるいはプリマス・ブレズレン宗にてはブレイキング・
ブレッドという。日曜日のことをクエーカー宗にては第一日といい、プリマス・ブレズレ....
「我が馬券哲学」より 著者:菊池寛
に取りたる五十円にも劣るべし(と云うように考えて貰いたいものである。) 一、サラ
ブレッドとは、如何なるものかも知らずに馬券をやる人あり、悲しむべし。馬の血統、記....
「新古細句銀座通」より 著者:岸田劉生
飯のみにて生くるものにあらず」「パンなくて何のおのれが新家庭」である。 西洋で
ブレッド・アンド・ミルクの生活といえば、日本の冷や飯にたくあんに相当すると聞いた....
「街はふるさと」より 著者:坂口安吾
るか当らないか、ということは、親がしらべたぐらいで分るものではないのである。サラ
ブレッドと同じように、血統や教育の道程などを調べたあげく、外れればそれまで。復を....
「恐怖城」より 著者:佐左木俊郎
っ! 逃げていったもんなんか捜しに行くことねえ! それより、正午《ひる》前にサラ
ブレッド系の馬を全部捕まえておけ、買い手が来るのだから」 「…………」 正勝は....
「雪」より 著者:中谷宇吉郎
ある。多稜形をした外面が黒く緻密な岩肌を示して、それに深い亀裂の入った麺麭殻型《
ブレッドクラスト》の火山弾もある。灼熱した岩片が落下して表面は急激に冷えるが内部....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
である。濠州でそうであったように、われわれの腕にぶらさがって歩く〈|麺麭かせぎ《
ブレッド・ウィナァ》〉に悩まされることであろう。云々 日本は長い間厚いスクリ....
「魔都」より 著者:久生十蘭
あろう。下町の美男と美女だけが、場違いの血を交ぜずに幾代も配合された純血族《サラ
ブレッド》の末に、このように洗練された顔だちが出来上るのであろうか。眼も鼻も唇も....
「想い出」より 著者:古川緑波
、グラスっていうんだっけ。 ええと、それから、パンは何だっけな? 英語では、
ブレッドだが、フランス語では? と、あわてたが、何のことフランス語でも、パンは、....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
さて現存の馬属の諸種を数えると、第一に馬、これに南北種の別ありて、アラブやサラ
ブレッドが南種で、その色主に赤褐で、しばしば額に白星あり、眼※《めあな》の前少し....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ゴルドン・ロー氏の教示に、猴酒は一向聞かぬが英語で猴の麪包《パン》(モンキース・
ブレッド)というのがある。バオバブ樹の実を指《さ》す、またピーター・シンブルの話....
「貞操について」より 著者:宮本百合子
しての意義から見られるようになった。彼等は、家畜の純血をこのんだ。今日でもサラ・
ブレッドが珍重されるように、ましてや自分の大事な宝物と思われる財産のゆずりうけを....
「道標」より 著者:宮本百合子
はいわゆるイギリス風の趣味で、ヨットの走っている風景だの、羊のいる牧場だの、サラ
ブレッドのつもりの馬の首、立派な犬などだった。
「それほどかなあ」
蜂谷は考え....
「日記」より 著者:宮本百合子
少し妙に思われる位だったら、瓦斯ストーブでじきわるくなるからなのだそうだ。紅茶と
ブレッドンバターを下さる。パンが丁度いいかげんにかわいて居て美味しかった。小此木....
「日記」より 著者:宮本百合子
の裡にないように。 ――○―― 人間が或程度まで、ウェル・
ブレッドであることは実に大切だと思う。所謂、貴族主義の上品さではなく、率直で、物....