» プリンス

「プリンス〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

プリンスの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
共軛回転弾」より 著者:海野十三
ーの燻製ですな。第二番が璧州の鼠の子の燻製。三番目が、大きな声ではいえませんが、プリンス・オヴ・ウェールス号から流れ出した英国士官の○○の燻製……皆ここに並べて....
流線間諜」より 著者:海野十三
なものが目についた。 「ああ。もう一つの方は、向うから転げこんで来たじゃないか。プリンス、オヴ、ウェールス岬――つまり P. R. WALES はその略記号なの....
血の文字」より 著者:黒岩涙香
の一なり。 余が医学を修めて最早卒業せんとせし頃(時に余が年二十三)余は巴里府プリンス街に下宿し居たるが余が借れる間の隣の室に中肉中背にて髭髯を小綺麗に剃附て....
私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
那であろうと、大会社の重役の注文でも、客の方から出かけて行かなければならぬ(ただプリンスの御注文だけは洋服屋が参向することになっている。但しこの場合出張費と自動....
おしゃれ童子」より 著者:太宰治
から貰って、顔をしかめ、けれども内心まんざらでもないのでした。もう一枚のマントはプリンス・オヴ・ウエルスの、海軍将校としてのあの御姿を美しいと思って、あれをお手....
斜陽」より 著者:太宰治
の戸をたたいた。 「上原か?」 と家の中で男のひとの声がした。 「そのとおり。プリンスとプリンセスと一夜の宿をたのみに来たのだ。どうもこう寒いと、くしゃみばか....
安重根」より 著者:谷譲次
だしておかなくちゃあ――未来の労働者と兵隊がみんな疱瘡に罹って死んでしまったら、プリンス伊藤もココフツォフも困るだろう。 柳麗玉 あ、これじゃありませんか。何だ....
撥陵遠征隊」より 著者:服部之総
中に、石炭、水および「小銃十箱」を積込んだ。むろん「護衛兵」のための武器である。プリンス・ジェロム湾(牙山《かざん》湾)に着いたのが五月八日(新暦)の金曜日、翌....
キャラコさん」より 著者:久生十蘭
って、なにかあったの」 ユキ坊やは息をはずませながら、 「また、チャーミング・プリンスに出っくわしたの」 「それは、どなたのこと?」 ユキ坊やは栗鼠《りす》....
だいこん」より 著者:久生十蘭
。 見わたすところ怖そうな顔はあるが、下品な顔はない。みなおっとりと物静かで、プリンスのようなようすで足を組み、純真無垢な海緑色《ヴェル・マレ》の瞳でやさしく....
復活祭」より 著者:久生十蘭
というものをした小原の印象は薄れずにながく心に残っていた。 そのころの小原は、プリンストン大学卒業という触れこみで上品な英語をあやつるふしぎな男だった。いくら....
魔都」より 著者:久生十蘭
寸五六分、毬栗頭の、筋肉質の大男。脊柱側彎、その上少し猫背で、靴型は一二・〇〇、プリンストン型、米国エディス会社製。左足に軽度の跛行癖があります。職業は警察官か....
ヤトラカン・サミ博士の椅子」より 著者:牧逸馬
てマカラム街に櫛比《しっぴ》する珈琲《コーヒー》店の食卓へ、またはホテル皇太子《プリンス》の婦人便所へ、他の一派は、丘の樹間に笹絹《レース》のそよぐ総督官舎の窓....
随筆 寄席風俗」より 著者:正岡容
、切に切に衷心から祈って止まないものである。 大東亜戦大勝利の夜の寄席プリンス・オブ・ウェールズが沈み、香港が陥ち、そこかしこの海戦にはめざましい捷報....
再武装するのはなにか」より 著者:宮本百合子
らの抗議でオックスフォード運動という名前を使うことをやめさせられた。アメリカでもプリンストン大学では、校内での運動を禁じた。ブックマン運動とよばれるようになって....