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「プログラム〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

プログラムの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
」より 著者:芥川竜之介
「どの写真?」 「今のさ。『影』と云うのだろう。」 女は無言のまま、膝の上のプログラムを私に渡してくれた。が、それにはどこを探しても、『影』と云う標題は見当....
河童」より 著者:芥川竜之介
と変わっていません。やはりだんだんせり上がった席に雌雄の河童が三四百匹、いずれもプログラムを手にしながら、一心に耳を澄ませているのです。僕はこの三度目の音楽会の....
二つの手紙」より 著者:芥川竜之介
く》にも踊にも興味のない私は、云わば妻のために行ったようなものでございますから、プログラムの大半は徒《いたずら》に私の退屈を増させるばかりでございました。従って....
路上」より 著者:芥川竜之介
あった。そこで彼は大井が一息ついたのを機会《しお》にして、切符と引換えに受取ったプログラムを拡げながら、話題を今夜演奏される音楽の方面へ持って行った。が、大井は....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
る。それで現在の形における『原始生成』の問題は昔の『永久運動』と同様に多分科学のプログラムから削除されてしまうにちがいないと思われる。それで結局、生命は宇宙空間....
」より 著者:池谷信三郎
、真黒な二羽の鴉のように、不吉な嘴を向き合せていた。 彼は万年筆をとりだすと、プログラムの端へ急いで書きつけた。 (失礼ですが、あなたはシイカをほんとに愛して....
競馬」より 著者:犬田卯
歳になるかならないくらいの、油断もすきもならないといったようなやつだった。仙太はプログラムを見た。外国|擬いの長々しい読みづらい字がそこに書いてあった。しかし仙....
恐しき通夜」より 著者:海野十三
教えたのは、炯眼きまわる大蘆原軍医だった。今夜の紅子の登場も、無論、軍医の書いたプログラムの一つだった。 ここへ来て、この軍医を賞讃する前に、読者諸君は、すこ....
棺桶の花嫁」より 著者:海野十三
か」 英語劇「ジュリアス・シーザー」――それが近づく学芸会に、女学部三年が出すプログラムだった。杜先生は、この女学校に赴任して間もない若い理学士だったが、この....
間諜座事件」より 著者:海野十三
まおう」 「見付ける方策が立っているのか」 「うんにゃ、そういうわけでもないが、プログラムを探偵すれば、何々子という名前がきっと判るよ」 「それで安心した。じゃ....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
てこの時間から、東京警備司令部の手に移ることとなりました。随って既に発表しましたプログラムは、すべて中止となりましたので、あしからず御承知を願います。それでは唯....
三人の双生児」より 著者:海野十三
の色を見せたが、やがて、ニッコリ笑って肯いた。どうやら彼は妾の胸の中にある全てのプログラムを知らぬ様だった。妾の全身は、急に滾々と精力の泉が湧きだしてきたように....
人造人間事件」より 著者:海野十三
葬送曲だの墓参だのと不吉なものばかり並べて、放送局も今夜はなんという智慧のないプログラムを作ったのだろう。然し不吉なものが盛んに目につく時は、その源の必ず大き....
地球盗難」より 著者:海野十三
離せないって。そりゃ残念だ。とにかく僕は今夜この実験をやってしまわないと、研究のプログラムが……そうそう、その通り。じゃあ、この次は十六時に……。失敬!」 博....
地球発狂事件」より 著者:海野十三
た。 「そうだ、冒険だ、わしは準備の出来次第、その冒険を決行するつもりだ、何しろプログラムに全然なかったことを、水戸君から得たヒントで行くんだから、少々手数がか....