»
プロセント
「プロセント〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
プロセントの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人工心臓」より 著者:小酒井不木
狗の面の鼻が徐々に伸びて行くかのように見えるのです。今、底の平たい硝子の皿に二十
プロセントの硝酸を入れ、その中へ水銀の球滴をたらし、皿の一端に重クロム酸|加里の....
「恋愛曲線」より 著者:小酒井不木
めたロック氏液を通ずると、心臓はみごとに搏ち出すのだ。このロック氏液というのは一
プロセントの塩化ナトリウム、〇・二
プロセントの塩化カルシウム、〇・二
プロセントの....
「科学上における権威の価値と弊害」より 著者:寺田寅彦
一つの誤りを自認する事は案外速やかでないものである。一方、無批判的な群小は九十九
プロセントの偉大に撃たれて一プロの誤りをも一緒に呑み込んでしまうのが通例である。....
「柿の種」より 著者:寺田寅彦
ある。 先生はある時、西洋のある作者のかいたものの話をして「往来で会う女の七十
プロセントに恋するというやつがいるぜ」と言って笑われた。 しかし、今日になって....
「学位について」より 著者:寺田寅彦
及び『ケミカル・ニュース』の最近のものについて日本人の論文の数を検して見ると約三
プロセントくらいのものである。少数な世界の強国の中の日本としてはあまりに少ない比....
「枯菊の影」より 著者:寺田寅彦
自分ながら心細い。 四、五日前役所で忘年会の廻状がまわった。会費は年末賞与の三
プロセント、但し賞与なかりし者は金弐円也とあった。自分は試験の準備でだいぶ役所も....
「さまよえるユダヤ人の手記より」より 著者:寺田寅彦
に死んでしまうと思うかと聞いた。もちろん自分にも分らなかったのである。F君は二〇
プロセントは甦ると云い自分は百
プロセント死ぬということにして、それで賭をするとし....
「三斜晶系」より 著者:寺田寅彦
度の範囲内にあるものが十九匹である。つまり三十五のうちの二十八だけ、すなわち八十
プロセントだけは、三十度以内まで一定の方向にねらいをつける能力をもっていたといわ....
「颱風雑俎」より 著者:寺田寅彦
れに反して、この規準に拠らなかった大正十年ないし昭和二年の建築にかかるものは約十
プロセントの倒潰率を示しており、もっと古い大正九年以前のものは二十四
プロセントの....
「夏」より 著者:寺田寅彦
が残っているという気がするのである。この夢の世界を逍遥している幾千人かのうちの幾
プロセントかはまたおそらく単にこのフォーヌの夢を見るだけの目的で、あてもなく彷徨....
「鉛をかじる虫」より 著者:寺田寅彦
ような微少な量である。この虫のように自分の体重の何倍もある金属を食って、その何十
プロセントを排泄するというのは全く不思議というより外はないであろう。 何のため....
「二科狂想行進曲」より 著者:寺田寅彦
で細筆のフランス文字、ブルバールデトセトラ。 四 脚は一八〇
プロセントくらいに、眼と眼はうんとくっつけるか、思い切り開いて、さてこの腕をどう....
「俳諧瑣談」より 著者:寺田寅彦
、三原山投身者だけについてでも、もしわかるものならその中で俳句をやっていた人が何
プロセントあったか調べてみたいような気がする。俳諧の目を通して自然と人生を見てい....
「函館の大火について」より 著者:寺田寅彦
リュローズと称する物質が空気中で燃焼する物理学的化学的現象であって、そうして九九
プロセントまでは人間自身の不注意から起こるものであるというのは周知の事実である。....
「話の種」より 著者:寺田寅彦
させる。さればと云って鉄の代りに他の金属を用いては高くなる。これには前述の二十三
プロセントニッケル鋼を羅針盤の近傍必要の箇所に使ったらよいというので、目下ブレメ....