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プロテスタント
「プロテスタント〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
プロテスタントの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「貉」より 著者:芥川竜之介
の薄明《うすあか》り」の中で、ジル湖上の子供たちが、青と白との衣《きもの》を着た
プロテスタント派の少女を、昔ながらの聖母マリアだと信じて、疑わなかった話を書いて....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
勢をその生誕時の星宿の位置によって読み取ろうとしているのである。ケプラーの家族は
プロテスタントの信徒であったためにいろいろの煩累に悩まされなければならなかった。....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
hurch すなわち東宗 一、新教の名称 本宗原名 Protestant(
プロテスタント) 和漢訳名 新教、あるいは普洛得士旦宗(もしくは普洛得宗)....
「後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
因せぬものはないのでございます。コンゴ自由国、すなわち欧米九ヵ国が同盟しまして、
プロテスタント主義の自由国をアフリカの中心に立つるにいたったのも、やはりリビング....
「ヨーロッパ的性格 ニッポン的性格」より 著者:坂口安吾
たしまして、それに対抗しそれを改革しようとして、例のマルティン・ルーターが新教(
プロテスタント)を樹立した、その結果としてカトリックの名声が地に墜ちました時に、....
「二都物語」より 著者:佐々木直次郎
った。普通にはムシュー・ド・パリー。 監督派流儀に 未詳。この監督派というのは
プロテスタント監督教会派をさすのであって、その唱道した監督制度主義とは教会の主権....
「イデオロギーの論理学」より 著者:戸坂潤
無意識的虚偽は良心を買収するのに成功することが出来る。カトリック教徒も良心を持ち
プロテスタントも同じく良心を有つ。欧州大戦は、主としてドイツとフランスとの二つの....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
由の意識の実際的な地盤であった。社会的習慣乃至習俗から独立し始めた良心の道徳や、
プロテスタント以来の信教が又、自由の観念的な土壌をなしている。個人が社会から観念....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
て信仰だと云うのだろう。 主観的な個人的意識が、信念であるか信仰であるか、之は
プロテスタント風に考えれば問題にならぬことであり、又之をカトリック風に考えるなら....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
木が最も私淑しているのは今は知らぬがしばらく前までは波多野精一博士である。博士の
プロテスタント的歴史哲学と歴史観とが、三木の歴史主義の大きな動機になっているが、....
「読書法」より 著者:戸坂潤
らない、と云うのである。なる程世界観なる概念はディルタイによって代表されるように
プロテスタントのものである。従って又哲学は「生の哲学」であってもならないわけだ。....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
が宗教的意識にまで高揚し、又は深化されるのを見なくてはならぬ。キリスト教的(主に
プロテスタント的)神学や仏教的哲学を通って、自由主義者の哲学は宗教意識へと移行す....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
え、ブラウンの患者範囲や、彼の細君が属してるごく狭小な一団は、ことに謹厳な新教《
プロテスタント》の小社会に属していた。クリストフはこの社会では、生まれはローマ教....
「スポーツの美的要素」より 著者:中井正一
なわち内なる自然にまで、その内包を延長するならば、そこにいわゆるカントが余りにも
プロテスタント的に捨去りすぎたる有機感覚としての地上的喜びへの合法則的顧みができ....
「撥陵遠征隊」より 著者:服部之総
地インテリ同志の、会話だったんだろうが、「三国三教(ユダヤ教、ジェスイットおよび
プロテスタント)、いずれもこの遺骸|劫掠《ごうりゃく》遠征隊中に代表されたれば、....