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ベース
「ベース〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ベースの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「骸骨館」より 著者:海野十三
るからだった。 「つまらないなあ」 「なんかおもしろいことをして遊びたいね」 「
ベースボールをしたいんだけれど、グラウンドになるような広いところがどこにもないね....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
をこらす。 将棋のトーナメント競技を計画して、入会をすすめる者がある。 卓上
ベースボールのリーグ戦をするメンバーを募集してまわる者がある。 おとなしいとこ....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
でほんのこて先きだけでチャンチャンやるのが実にいやだった。 学校では器械体操と
ベースボールとに夢中になっていた。そしてこうして一日とび廻っては、大飯を食ってい....
「久保田米斎君の思い出」より 著者:岡本綺堂
台にこの人形を売る店が二軒位しかないそうですが、そこへ行ってみると、水兵だとか、
ベースボールのバットを持っているものだとかいうものばかりで、一向面白くない。漸く....
「ジャズ狂時代」より 著者:小野佐世男
ョージ・川口の至芸には思わず息をのんだしだい。ボンゴス、トムトム、スネアー、トー
ベース、シンバル、ハイバイツと九つに近い太鼓を、まるで神わざの如くあつかうありさ....
「外来語所感」より 著者:九鬼周造
するには当らない。「オールドゥーヴル」は「前菜」に殆ど駆逐されたかたちである。「
ベースボール」は「野球」に完全に駆逐されてしまった。これらの事実は我々に勇気と希....
「党生活者」より 著者:小林多喜二
と一緒に自働式のお菓子の出る機械の前に立っていた。一銭を入れて、ハンドルを押すと
ベース・ボールの塁に球が飛んでゆく。球の入る塁によって、下の穴から出てくるお菓子....
「帝銀事件を論ず」より 著者:坂口安吾
は同胞を信頼しなければならぬ。なぜなら、二合五勺のその又二十数日の欠配、千八百円
ベース、この窮乏にあって、われわれはかくも安穏ではないか。暴動一つ起りはせぬ。ピ....
「都会の中の孤島」より 著者:坂口安吾
は実は案外そうではないかも知れぬ。 なるほどサラリーマンにとっては、やれ一万円
ベースだの冷い戦争だのと、いかにも自分に密接な関係が有るようで無いような記事がで....
「東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
震災の時にはいよいよ火が教室に燃え移った。そうするとその時に京都の高等学校から
ベース・ボールのために来て一高に宿しておった学生が逸早く駈けつけて私の教室にきて....
「田舎教師」より 著者:田山花袋
違って、文学に対してはあまり興味をもっていない。学校にいたころは、有名な運動家で
ベースボールなどにかけては級の中でかれに匹敵するものはなかった。軍人志願で、卒業....
「烏瓜の花と蛾」より 著者:寺田寅彦
の働きの速さと狙いの正確さには吾々人間は到底|叶わない。猫が見たら人間のテニスや
ベースボールは定めて間だるっこくて滑稽なものだろうという気がするのである。それで....
「からすうりの花と蛾」より 著者:寺田寅彦
の速さとねらいの正確さにはわれわれ人間は到底かなわない。猫が見たら人間のテニスや
ベースボールはさだめてまだるっこくて滑稽なものだろうという気がするのである。それ....
「地図をながめて」より 著者:寺田寅彦
地形測量の基礎になるだいじな作業はいわゆる一等三角測量である。いわゆる基線(
ベースライン)が土台になって、その上にいわゆる一等三角点網を組み立てて行く、これ....
「夏」より 著者:寺田寅彦
い。たとえば相対性原理とはどんな事か、マルキシズムとは何か、バロック芸術とは何、
ベースボールとは何、ジャズとは何、そういうことが望みのままに早分りがすれば甚だ便....