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ペテン師
「ペテン師〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ペテン師の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鼻」より 著者:ゴーゴリニコライ
がにじみ出した。そこで彼は、くだんの紳士に向かって、お前は五等官の贋物だ、お前は
ペテン師で悪党だ、お前は俺の鼻以外の何者でもないのだと、単刀直入に言ってやろうと....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
て、氷河と、大烈風とひっ組んだじぶんのあの労苦を、いま舌三寸で事もなげにいうこの
ペテン師と、彼は怒気あふれた目で、ぐいと相手をにらみ据《す》えた。
「君が、そん....
「坊っちゃん」より 著者:夏目漱石
ん」 「ハイカラ野郎だけでは不足だよ」 「じゃ何と云うんだ」 「ハイカラ野郎の、
ペテン師の、イカサマ師の、猫被《ねこっかぶ》りの、香具師《やし》の、モモンガーの....
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
をしないということが掟となっておりますので、何故というに下界人は、悪者で嘘吐きで
ペテン師で、不親切者で薄っぺらで、馬鹿で詐欺師で泥棒で、下等だからでございます…....
「ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
杯喰ったのに違いない。ああ、用心するがよろしい。法螺吹《ほらふ》き、いかさまの、
ペテン師の、この乾物屋の主人《おやじ》のような奴ばかりうようよしている、これがマ....