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「ペン画〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

ペン画の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
獏鸚」より 著者:海野十三
とき向いの壁に、帆村が描いたらしく、獏と鸚鵡とが胴中のところで継ぎ合わされているペン画が尤もらしく掛けてあるのを発見した。私はその奇妙な恰好が可笑しくなって思わ....
科学に志す人へ」より 著者:寺田寅彦
ウェルの伝記中にあるこの物理学者の戯作ヴァンパヤーの詩や、それを飾る愉快に稚拙なペン画を嬉しがったりした。そんな下らないことが、今から考えてみると、みんな後年の....
中条精一郎の「家信抄」まえがきおよび註」より 著者:宮本百合子
雑であったのであろう。 書簡(三) 註。アフリカ海岸と飛島点々。父のペン画なり。 書簡(四) 註。左肩にスエズ運河を船が通過するところ右....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
いわ、せいぜい水彩かパステルね。谷崎のはペンキ式です。春夫の生きのよかった時代がペン画に淡彩をほどこしたの。 荷風のこの「気分を味う」傾向は、年とともに傍観的....
“能筆ジム”」より 著者:坂口安吾
いう珍現象も起りえなかったであろう。 “能筆ジム”は生粋のプロシャ人で、独逸ではペン画家であった、彼は、一八七九年より余り遠くない以前、アメリカに渡ってオハイオ....
少年の食物」より 著者:木村荘八
ら渡部審也氏、中村不折氏等の挿絵を尊敬しました。――雑誌『少年』に就ては、表紙のペン画が好きでしたが、其の作者の北沢楽天さんが之は又選者で、ウラメシや、毎度学校....