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ホルン
「ホルン〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ホルンの前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
ワルブルトン(人)Warburton. ワルメール(地)Walmer. ワイス
ホルン山(地)Weisshorn.....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
鎮子を面喰わせた、『パルシファル』なんだよ。ワグネルはあの楽劇の中で、フレンチ・
ホルンの弱音器記号に|+という符号を使っている。ところが、それは傍ら棺龕十字架の....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
襞《ひだ》が隠見しはじめ、と思うまに、はるかな雲層をやぶって|霧が峰《ネーベル・
ホルン》とでもいいたいような、ぼやっと白けた角のような峰があらわれた。私が、かた....
「貞操問答」より 著者:菊池寛
を出した。 雷の八つ当りは、もう大丈夫だろうかと検すように、森の中でかっこうが
ホルンを吹奏した。 天と地との間には、もう鬱積がなくなったように、快い風と光と....
「幻談」より 著者:幸田露伴
午前五時半にツェルマットという処《ところ》から出発して、名高いアルプスのマッター
ホルンを世界始まって以来最初に征服致しましょうと心ざし、その翌十四日の夜明前《よ....
「火と氷のシャスタ山」より 著者:小島烏水
ルプス式の山は、高台の上に乗っかって、群峰になっているから、槍ヶ岳とか「マッタア
ホルン」とかいう特異の山形を除いたら、遠くからは、どれがどれやら、個々の山名がち....
「少年連盟」より 著者:佐藤紅緑
の島がアメリカ大陸に、近いと信ずる、チリー、もしくはペリコウにおもむかんとして、
ホルン岬をすぐるところの汽船はきっと、航路をこの島の東方にとって、この沖をすぎな....
「東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
るにはどうしても一切経に依らなければならぬ。それで北京に於てはバロン・ステール・
ホルンスタインがアメリカと連絡をとって研究所を建ててやっておりますが、大きな研究....
「登山の朝」より 著者:辻村伊助
て行った。 私たちはガッグと呼ばれる岩角に来た。すぐ右手は、シュトラールエック
ホルンの尾根つづきであるが、頭の上まで薄青く、銀河のようにつづいた積雪のほかには....
「音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」」より 著者:寺田寅彦
伯爵、ド・サヴィニャク伯爵へと伝播する。最後の伯爵のガス排出の音からふざけ半分の
ホルンの一声が呼び出され、このラッパが鹿狩りのラッパに転換して爽快な狩り場のシー....
「連句雑俎」より 著者:寺田寅彦
に物着てうたたねの月」「いさ心跡なき金のつかい道」等にはなんらか晴れやかに明るい
ホルンか何かの調子があるに対して「つたい道には丸太ころばす」「足軽の子守《こもり....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
な破目に陥りはすまいかという懸念から、半ばは、謙譲のために、自信に乏しいために。
ホルンのワイグルは、ほんとに何も知りたがらない男だった。だれをも、何物をも、よか....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
、晴れ間の光が、ヴァイオリンやヴィオラの和らいだ囁《ささや》きが、トランペットや
ホルンの栄光ある穏やかな音が、突然響いてきて、それとともに彼の病める魂からは、ヨ....
「吹雪のユンクフラウ」より 著者:野上豊一郎
のを二つほど飛ばして、鎗のように聳え立ったのが此の山系第一の俊峰フィンステラール
ホルン(四二七五米)、その先に多くの群小を見下して同じような尖峰が二つ重なり合っ....