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ホーン
「ホーン〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ホーンの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球要塞」より 著者:海野十三
角|暗礁《あんしょう》にて――クロクロ島の紛失《ふんしつ》 望遠鏡に、ケープ・
ホーンの、鬼気《きき》迫る山影がうつったかと思う間もなく、南米大陸は、ぐんぐんと....
「独本土上陸作戦」より 著者:海野十三
パ呑みを強要されしが、それより博士の提案により、会場をコルコット街裏通りのバー、
ホーンに於て一同揃って痛飲会が開催せられることとなり、同夜午後十一時まで、通計五....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
。耳が遠いといえば尾崎行雄氏が与謝野さんの歌会へお出になって、いつも聴音器(イヤ
ホーン)を卓に置いていられたお姿を思出すので、私も使って見ましたが、工合よくまい....
「上高地風景保護論」より 著者:小島烏水
遅速があり、かつ人間との交渉を多少にすることを免かれがたい、欧洲アルプスのマタア
ホーン山は、日本の槍ヶ岳に類似した峻峰で、久しく人界から超絶していたが、ゼルマッ....
「歌う白骨」より 著者:妹尾アキ夫
をさえぎるように、耳もさえぎられているのではあるまいかと思われるほどだった。時々
ホーンが警告を発するように怒号した。怒号がやむとまたひっそりとなって、鉄筋にくだ....
「予謀殺人」より 著者:妹尾アキ夫
たのか、また並木道のまんなかに立って、右や左をながめだした。楡のむこうに刈込んだ
ホーンビームがみえた。風変りな奇妙な木で、幹が喇叭のように上になるほど太くなり、....
「大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
サミュエル・バトラー。Samuel Butler―― Erewhon.(エレ
ホーン) nowhere を逆に綴ったのであって、彼の皮肉的理想郷を提示してい....
「汽船が太平洋を横断するまで」より 著者:服部之総
かったことである。 二 カリフォルニア黄金狂時代 ニューヨークを出た船はケープ
ホーンを廻って太平洋へ首を出すまでには、立派に喜望峯《きぼうほう》をめぐってイン....
「あなたも私も」より 著者:久生十蘭
ひねったりすることはいらない。なにもかも、十語以内の命令でカタがつく。インター・
ホーンのスイッチをあけて、バスを、というと、メードがなにもかもやってくれる。 ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
西アフリカのビチス・ナシコルニスなど鼻の上に角ごときものあり。北アフリカの角蝮《
ホーンド・ヴァイパー》は眼の上に角を具う。それから『荀子』勧学篇に、※蛇《とうだ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
の天使像に坐って旗を振る事数回、鐘塔に還って騎馬し復《ふたた》び綱を走り降った(
ホーンの『机上書《テーブルブック》』五四〇頁)。プリニウスはシバリス城の軍馬|毎....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
アス(金の孔雀女)と呼ぶと。若い娘と後家が貞なる訳は後に解こう。 ウィリヤム・
ホーンの『ゼ・イヤー・ブック』の三月三十一日の条にいわく、一八〇九年三月三十日、....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
た犬の代りに豕を習わして用うるは皆人の知るところで、嗅覚がなかなか優等と見える。
ホーンの『ゼ・イヤー・ブック』一八六四年版一二六頁に、豕能く風を見るてふ俚言を載....
「カイロ団長」より 著者:宮沢賢治
《のど》から出たのではありませんでした。かの青空高くひびきわたるかたつむりのメガ
ホーンの声でした。王さまの新らしい命令のさきぶれでした。 「そら、あたらしいご命....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ました。 バルザックをつづけてよみます。これ迄バルザックは私にとってのマッタア
ホーンのようなもので、頂上はきわめなかったのですもの。古典についていろいろ云われ....