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「ポア〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

ポアの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神神の微笑」より 著者:芥川竜之介
きながら、ぼんやり追憶に耽っていた。羅馬《ロオマ》の大本山《だいほんざん》、リスポアの港、羅面琴《ラベイカ》の音《ね》、巴旦杏《はたんきょう》の味、「御主《おん....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ク人クローマン(Kroman)、米人スタロ(Stallo)並びに有名な仏国数学者ポアンカレ(〔Poincare'〕)の著書を見ればこの問題に関する総括的批判的の....
愛と美について」より 著者:太宰治
と、努めているのであります。えらいものだ。真なるもののみが愛すべきものである、とポアンカレが言っている。然り。真なるものを、簡潔に、直接とらえ来ったならば、それ....
空想日録」より 著者:寺田寅彦
技も、昔の武士は生命のやりとり空中組み打ちの予行練習として行なったものと見える。ポアンカレ著「科学者と詩人」の訳本を見ていたら、「学者は普通に、徐々にしか真理を....
愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
ベルグソンにつきて」(学芸大観)、「宗教的意識」(心理研究)、「認識論者としてのポアンカレ」(芸文)等の数篇の論文がある。しかしこれらはみな個々の特殊な問題につ....
売春婦リゼット」より 著者:岡本かの子
持上げ鼻の先に汗を掻いた。うしろから行くマギイ婆さんは何となく嫉妬を感じ始めた。ポアッソニエの大通はもう五色の光の槍襖を八方から突出していた。しかしそれに刺され....
ドナウ源流行」より 著者:斎藤茂吉
とを報じている。四月十七日といえば昨日である。それから巴里発電報では、石井大使がポアンカレを訪うて懇談したことをも報じている。そして、仏国は日本とは親善の間柄で....
自然現象の予報」より 著者:寺田寅彦
きさの公算曲線には数箇の山を見出すべし。これらの場合を総括するに、いずれもかつてポアンカレーの述べしごとく「原因の微分的変化が結果の有限変化を生ずる場合」に当る....
地震雑感」より 著者:寺田寅彦
区別がある事に注意を促したい。この二つのものの区別はかなりに本質的なものである。ポアンカレーの言葉を借りて云わば、前者は源因の微分的変化に対して結果の変化がまた....
巴里のキャフェ」より 著者:岡本かの子
えた。 女達も彼には一向無頓着で、きゃっきゃっと笑い続けている。 ロンポアンから ゆらゆらと風船でも飛ばしたい麗かさだ。みんながそう思う。期せずして....
博物誌」より 著者:岸田国士
念なく夢想に耽る。 しかし、爪傷がもとで、鼠は死んでしまう。 Le Chienポアンチュウも、こんな季節になると外へ出しておくわけにいかない。おまけに、扉の下....
月世界跋渉記」より 著者:江見水蔭
そこに見える高い山脈は月世界のアルプス山脈で、今吾々の足下に拡がっているのが、ベポアー海だ。」 と書き示すと、二少年は吃驚して、 「海ですって?」と声を出したが....
豆腐買い」より 著者:岡本かの子
の起すかすかな空気のうずまき。首尾よく流れを逆に上り切って桃色と白のカフェ・ローポアンで一休み。そこで喰べた胡桃の飴菓子。 だが日本の通行人は急ぐように見えて....
血の盃」より 著者:小酒井不木
然の出来事のように見えるものである。だから、天罰とか神罰とか言われるのであるが、ポアンカレーの言うように、偶然というものは、実は原因を見つけることの出来ぬ程複雑....
えぞおばけ列伝」より 著者:作者不詳
屋内に独りいると突然炉の中でポアと音を発する.するとあちらでもポア,こちらでもポアとさいげんがない.臭くてか....