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マッハ主義
「マッハ主義〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
マッハ主義の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
際の不精確に帰着するのだ、と。その実在論的傾向にも拘らずカントを通して或る意味の
マッハ主義者に止まっているプランク――但しマッハは彼の有名な論敵ではあるが――は....
「科学論」より 著者:戸坂潤
ld)と呼ばれている処のものなのである。 世界像の観念に就いては、例えば相当に
マッハ主義的な色彩を有っているカント主義者M・プランクが一応の典型的見解を示して....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
てまた今日の意味では充分にマルクス主義的ではなかった。と云うのは、プレハーノフは
マッハ主義者に対する批判(之はレーニンと共同戦線を張ったものである)に於て、レー....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
= Ideal-Realismus、主客未分の直接経験から出発すると称する各種の
マッハ主義其の他も亦、一種の主観優位説(それが観念論のことだ)なのである。元来意....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
理性の文学や、経験主義を消滅せしめた超自然主義的な純粋意識の文学(この現象学的・
マッハ主義文学!)だけが純文学だとすると、純文学とは何と領域の狭い文学になること....
「辞典」より 著者:戸坂潤
の要素」であり、この感覚の結合を離れて世界がそれ自体にあるのではないという(所謂
マッハ主義)。例えば原子も実在性を有つのではなく、単にかかるものを思惟することが....
「読書法」より 著者:戸坂潤
る著者の注がみずから之を訂正しているのでも判る。そして著者は、序篇の時代に於ける
マッハ主義的な見解を、現在の立場に立って、注に於てみずから指摘している。つまり博....
「日本の頭脳調べ」より 著者:戸坂潤
ら一種の哲学体系を造り上げている。下地は仏教で上ぬりは西田哲学である。その中間に
マッハ主義や機械論やの批判が這入る。全機性という全体原理が生命現象の本質をなす、....
「認識論とは何か」より 著者:戸坂潤
答えたものであるかどうか、疑問ではなかったろうか。 この近代的な所謂懐疑論は、
マッハ主義やプラグマティズムがそうであるように、実は懐疑論に数えるべきではあるま....