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マニア
「マニア〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
マニアの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
婿のサンデマンとがこの教旨を諸方に広めたので、この宗をグラサイトとも、またサンデ
マニアンともいう。 大体の教義については、清教徒に近く、礼拝の形式においてはプ....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
ーストラリア州、九十七万五千九百二十方マイル、十八万四千百二十四人 (六) タス
マニア州、二万六千二百十五方マイル、十七万二千四百七十五人 合計、二....
「暗号音盤事件」より 著者:海野十三
手懸りを掴ませるためだったというのだ。 では、私は何を掴み得たであろうか。音楽
マニアにも似たメントール侯のこと、その侯が、音叉を持ちあるいて美声の人を探し求め....
「新学期行進曲」より 著者:海野十三
勘定したら、お前は漢文の受験参考書だけでも二十七冊も集めていやがった。まるで蒐集
マニアだ。 母親 蒐集
マニアだなんて、まあひどい。あなたの原理主義なんかに従って....
「爆薬の花籠」より 著者:海野十三
ものだ。 この婦人は、誰あろう。有名な彦田博士の夫人道子であった。その昔、発明
マニアといわれた若き学徒彦田氏を助け、苦労のどん底を、ともかくも切りぬけ、そして....
「発明小僧」より 著者:海野十三
士は喰わねど高楊子をいたし、晩飯をうまく喰う楽しみを得るものとす。 本器は賭博
マニアに与うるときは、従来生じたる如き一切の不幸不孝の数々より遁れ得るものにして....
「巴里祭」より 著者:岡本かの子
。」 こういう場合に同席する西洋人等の態度も新吉には珍らしかった。そこにはルー
マニアの男とカナダの男との他に五人の若いフランス人が居たが彼等は揃って、さも好も....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
が身をほろぼすをも顧みないで、かの絵馬を抱いて姿を隠したのであろう。つまり一種の
マニアである。この時代でも、余り物に凝り過ぎると馬鹿か気違いになると云ったのであ....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
たとき、ふと暗い迷信的な考えに圧せられました。 と云うのは、元来あの艇は、ゲル
マニア型として墺太利帝国最初の潜航艇だったのですが、その中膨れのした船体を御覧に....
「土曜夫人」より 著者:織田作之助
細君も悩んだが、しかし、この女は奇妙な女だ。悩んでいるかと思うと、あんなヒロポン
マニアとは別れた方がましだと、サバサバしたり、不義の子を孕んだといって泣いたり、....
「夜光虫」より 著者:織田作之助
て、悪い癖があるのよ。人間さえ見たら、刺青をしたくてたまらないのよ。つまり刺青の
マニアっていう奴ね」 「…………」 「いやがるのを無理に、脅したり、すかしたり、....
「火夫」より 著者:カフカフランツ
。それなのになぜわしらはこの船でドイツ人ばかりじゃないのかね? なぜ機関長はルー
マニア人なのかね。機関長はシューバルっていうんだ。こいつが信じられんことだ。この....
「M侯爵と写真師」より 著者:菊池寛
たものではありません。何でもかでも「撮ったが勝」です。いつか、日本で客死したルー
マニア公使の葬式が、駿河台のニコライ堂で行われた時でした。まだ若い美しい未亡人が....
「華々しき瞬間」より 著者:久坂葉子
とも思いはしない。かえって、階下の様子を空想してたのしく思ったのだ。よくある仲人
マニアの色情的快楽に似ている。おかしな優越をふくんで。 仁科六郎は一睡も出来な....
「ドナウ源流行」より 著者:斎藤茂吉
るのである。ドナウの流れるバルカンには、セルボ・クロアト・スロ※ーンがある。ルー
マニアがある。ブルガリアがある。 墺太利に入るまでの沿岸には、なおそのほかに、....