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ママ
「ママ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ママの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
を奪われた様子で、とみには声も出さずに驚いて葉子を見守った。
「定《さあ》ちゃん
ママだよ。よく丈夫でしたね。そしてよく一人でおとなにして……」
もう声が続かな....
「小さき者へ」より 著者:有島武郎
からこの書き物を私はお前たちにあてて書く。
お前たちは去年一人の、たった一人の
ママを永久に失ってしまった。お前たちは生れると間もなく、生命に一番大事な養分を奪....
「一房の葡萄」より 著者:有島武郎
ってたまらなくなりました。けれども僕はなんだか臆病《おくびょう》になってパパにも
ママにも買って下さいと願う気になれないので、毎日々々その絵具のことを心の中で思い....
「真夏の夢」より 著者:有島武郎
ほどたくさん針が布をさし通して、一縫いごとに糸をしめてゆきます――不思議な。 「
ママ今日私は村に行って太陽が見たい、ここは暗いんですもの」 とその小さな子が申....
「開扉一妖帖」より 著者:泉鏡花
た。――嬰児が、二つ三つ、片口をきくようになると、可哀相に、いつどこで覚えたか、
ママを呼んで、ごよごよちゃん、ごよちゃま。 ○日月星昼夜織分――ごろからの夫婦....
「カタカナニツイテ」より 著者:伊丹万作
メルニモヒラガナトイウモノヲ使ツタコトガナイ、ソレハナゼカトイウニ、我々仰臥シタ
ママデモノヲ書クモノニトツテハ些細ナ力ノ消費モ大キナ問題トナル。シカルニカタカナ....
「斎藤緑雨」より 著者:内田魯庵
デ、コノ辺デヤメテ置キマス、シリキリトンボ。乱筆御用捨 斎藤 内田様 コウ書イタ
ママデ電車ニ飛乗リマシタノデ、今日マデ机ノ上ニ逗留シテオリマシタ、昨夜帰宅イタシ....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
糴終に良将の資となる 以上二十四首は『蓉塘集』中の絶唱である。漢詩愛誦家の中には
ママ諳んずるものもあるが、小説愛好者、殊に馬琴随喜者中に知るものが少ないゆえ抄録....