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「マメ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

マメの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
妖怪学一斑」より 著者:井上円了
等もあわせて御報道を願いたいのであります。その他、つまらんようなことですが、足にマメができたとか、あるいは頭に腫物ができたとかいうときには、俗に「馬」という字を....
暗号の役割」より 著者:海野十三
サマジニクギジアマトンツマイセリンコゴラミウイヲダイハモラチチノトレマカテギヲチマメチイモシウトトウミケシテモアエゲイコリマヨトスカイルウヨレオインンウハノナオ....
宇宙の迷子」より 著者:海野十三
かかる。 「……うん、むにゃむにゃむにゃ……。もうおイモはたくさんだよ。ナンキンマメがいい。あ、そのナンキンマメ、まってくれ。むにゃむにゃ……」 と、ポコちゃ....
古事記」より 著者:太安万侶
つの耳にアワができ、鼻にアズキができ、股《また》の間《あいだ》にムギができ、尻にマメが出來ました。カムムスビの命が、これをお取りになつて種となさいました。 八俣....
荘子」より 著者:岡本かの子
のあついもてなしを謝したのち、次には黙って掌を示し、仰向けた指の付根に幾粒も並ぶマメを撫でて遜に見せた。遜は落付いた声音で云った。 「あなたは薪を割って愉快な日....
一週一夜物語」より 著者:小栗虫太郎
た。甲斐甲斐しく、腕まくりしてギュッとタオルを絞る、すべてが、われながら驚くほどマメだったのです。とその時、通りをザッザッっと、靴音でない一群が通ってゆく。 「....
子をつれて」より 著者:葛西善蔵
ライ二――」 彼は給仕女の方に向いて、斯う機械的に叫んだ。 「お父さん、僕エダマメを喰べようかな」 しばらくすると、長男はまた云った。 「よし/\、エダマメ....
雷門以北」より 著者:久保田万太郎
舟和との大がかりな喫茶店(というのはもとよりあたらない。といってそも/\の、ミツマメホオルというのもいまはもうあたらない。ともにその両方がガラスの珠すだれを店さ....
武装せる市街」より 著者:黒島伝治
と大声で、又笑った。 無意識に破れかけのアンペラのはしを、ひきむしる彼の手は、マメだらけで、板のようにかたくなっていた。 「工藤は、とうとう、船の中で片づけら....
大切な雰囲気」より 著者:小出楢重
今夜は甲板で月見の宴をやろうという話がある。丁度、日本では豆明月だと思う。サヤマメがたべて見たいと思う。 パリへ入る日は、丁度おひがんの入りあたりであると思....
楢重雑筆」より 著者:小出楢重
ても仕事は出来るが風景は向うから電車に乗っては来てくれない、風景画家には健康と、マメマメしい事が随分必要である事と思う。 それから間もなく、やはり胃のふくれて....
明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
あろうが、帰国とともに清く正しい信心生活から足を洗ったのはタシカであろう。 コマメで、キテンがきいて、一応思慮があって、礼儀正しくて、いかにも日本風のヨタモノ....
安吾巷談」より 著者:坂口安吾
かったのだが、あんなにシバシバ法廷がひらかれるのでは、田舎住いの私には、とてもコマメに通勤ができない。だから、本当にやってみたいと思ったことは、永久にやれそうも....
安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
方がどんな地位の低い仕事についてでも、真ッ黒になってボロを着て指は節くれて掌に血マメが絶えなくとも、男が一家の生計を支えねばなりません。夫に妻の不貞を咎め制裁す....
風と光と二十の私と」より 著者:坂口安吾
乳屋の落第生は悪いことがバレて叱られそうな気配が近づいているのを察しると、ひどくマメマメしく働きだすのである。掃除当番などを自分で引受けて、ガラスなどまでセッセ....