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メトロ
「メトロ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
メトロの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「式部小路」より 著者:泉鏡花
に今|盛だし、四季咲の黄薔薇はちょいと覗いてももうそこらの垣根には咲いている、と
メトロポリタンホテルは近し、耳|馴れぬ洋犬は吠えるし、汽笛は鳴るし、白い前垂した....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
炭に税を課して収入せるものなりという。非国教宗中最も大なる寺院は、バプテスト宗の
メトロポリタン・タバナクル寺なり。その堂内には、六千人の参詣にあつべき座位あり。....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
なれば、園内の群集一方ならず、その人数、万余に及ぶ。これより杉村氏の好意により、
メトロポリタンホテルにて晩餐をともにす。料理はスペイン式にして、多少趣を異にする....
「人造物語」より 著者:海野十三
して、やさしい婦人姿のロボットなんてえのは出てこなかったのである。 独逸映画「
メトロポリス」には、ブリギッテ・ヘルム扮するところの可憐なるロボットが製造せられ....
「超人間X号」より 著者:海野十三
。彼はもとのからだに戻る希望を持てる身になったのである。 三角岳《さんかくだけ》
メトロポリス それ以来、X号の乱行は、まったく見られなくなった。 そうでもあ....
「私の洋画経歴」より 著者:小野佐世男
度見た思い出がある。ドイツ映画「バリエテ」の色気あふれるリア・デ・プッティや、「
メトロポリス」のブリギット・ヘルムなぞは僕の好みの女優であった。これにさかのぼり....
「ハイカラ考」より 著者:木村荘八
帰朝をほのめかすに似て、気障の限りなりければなり。――然るに三十三年八月、築地の
メトロポールホテルに於て、竹越与三郎の洋行の送別会を開きたる時、来客代る/\起ち....
「灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
ノをガンガン鳴らした。まるでタイプライターを打っているようだった。又彼のタクトは
メトロノームと寸分の変りなく、拍子だけでその中に感情は全くはいっていなかった。そ....
「めでたき風景」より 著者:小出楢重
るとほんとに貧しく穢ならしく色彩に乏しく、貧乏臭くはあるけれども。 私は巴里の
メトロの、さもフランス的な赤色と、青と白との連結された三台の地下電車を思い出す、....
「好色破邪顕正」より 著者:小酒井不木
その眼付を刑事はじっと見つめて、 「新聞に書いてありますとおり、殺されたのは、
メトロ生命保険会社社員大平八蔵氏ですが、その宅は、富倉町三十二番地です」 「それ....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
が立ちよると思っていたら、出来上ってカンバン(ネオンだね)があがったのを見ると、
メトロというキャバレーだったそうだ。大阪新名物だと今のところ大騒ぎだが、イヤハヤ....
「チェーホフ試論」より 著者:神西清
いる。友人は大勢いたが、その誰とも親友ではなかった。意志によって訓練され、まるで
メトロノームに合せて行動しているような男だった。作品ににじみ出ている人情味を、決....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
へ行って映画女優になろうかとずいぶん考えたのです。で、結局、ハリウッドへ出かけて
メトロ・ゴウルドウィンの配役監督に面会したのですが、海水着に日傘をさして腰で調子....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
て接している自分たちを発見した。 はるばるも帰り来しものかな――やがて亜細亜の
メトロポリスへ、汽車は走り込むのだ。半球の旅のおわりと、空を焦す広告塔の灯とが私達を待っているであろう。....
「青玉の十字架」より 著者:チェスタートンギルバート・キース
ロンドンに巣くったとしたら、彼はウィンブルドンの公有地に住む丈の高い無宿者から、
メトロポール・ホテルにいる丈の高い宴会の主人公に至るまで、あらゆる人間になりすま....