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「メニュー〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

メニューの前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
青春の逆説」より 著者:織田作之助
の上が紙屑で一杯になってしまうのだった。千切るのは煙草の箱だけではない。マッチ、メニュー、――手当り次第だった。 話しっ振りも動作もどちらも行儀がわるいと言っ....
ヒント」より 著者:織田作之助
責められた。 隣のテーブルでは、十二三の少年が七つ位の弟と五つ位の妹を連れて、メニューにあるだけのものを全部注文していた。そして、二百円払って出ようとするのを....
夜光虫」より 著者:織田作之助
。 「おい、八重ちゃん……」 と、豹吉は店の女の子を呼んで「――この子供らに、メニューにあるだけのもン、何でも食わせてやってくれ」 どうやら靴磨きの少年達に....
安吾巷談」より 著者:坂口安吾
ダンダラのイヴニングですね。林芙美子先生は緑のイヴニングと」 分別のある兵隊がメニューを書きこむ料理屋の支配人のようなことを言う。そうか。隣の女の子は、林芙美....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
こと汽車にのっても、なかなかそういうところはありません。とにかく名題の大ホテルにメニューがなくて、お客の注文をきいてから買だしにでかけて注文とちがった妙な牛乳料....
雑記帳より(Ⅰ)」より 著者:寺田寅彦
ものである。 四 ある食堂の片隅の食卓に女学生が二人陣取ってメニューを点検していた。「何たべる」「何にしよう」……「御飯だの、おかずだの別々....
病院風景」より 著者:寺田寅彦
いた学生時代に、時々昼食を食いに行った。オムレツと焼玉子の合の子のようなものが、メニューの中にあった。「味つき」と「味なし」と二通りあった。「オイ、味なし」。「....
富士屋ホテル」より 著者:古川緑波
n of Kitchen Cordially Invited 富士屋のホテルのメニュー 1は、こりゃあ何でもない。 が、スープの部へ入ると、2は、ポタア....
レコード夜話」より 著者:宮城道雄
レコード夜話 宮城道雄メニューヒンの演奏会を日比谷の公会堂へ聴きに行って、あとで楽屋へ挨拶に行くと、握....
食道楽」より 著者:村井弦斎
てありますがその二円を尽《ことごと》く料理の材料に向けて其処《そこ》にある通りのメニュー即ち献立表を作りました。第一がマルボントースといって牛の髄《ずい》の料理....
旅愁」より 著者:横光利一
いう約束があるんでね、君、御飯を食べたら、遠慮してくれ給え。」 と矢代に云ってメニューを見た。 「矢代君、君は何にする。またプウレオウリか。アンリエットさん、....
随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
はいるんだが、そうかなあ」と小首をかしげた。誰もが、さぞと思うことらしい。しかしメニューばかりでなく、室の調度や壁面にしても、仮皇居ではあるにしろ、じつにご質素....
新種族ノラ」より 著者:吉行エイスケ
に行った。鹹《つけ》ものは蓮根《れんこん》のぬかづけが好き。だがちかごろは洋食のメニューを並べている。ときどきこっそり支那街へ海蛇《うみへび》の料理を食しにいら....