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メートル法
「メートル法〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
メートル法の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「読書法」より 著者:戸坂潤
論の優越を証言したもので、一寸才気に充ちたものだ。平生文相の漢字廃止論の批評や、
メートル法論議も、文化問題として正常に捉えられている。小学読本の文章法の検討も亦....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
反しているのである。各種の「アジア的現実」主義者や、一国社会主義者達から始めて、
メートル法強制反対派の論拠に至るまで、この日本的なるものが、説明されるべき具体的....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
かいう日本古来の旧度量衡が廃止されることになっている。一九三四年七月一日から所謂
メートル法(C・G・S・システムはその一種の部分)が専ら実用になる筈になっている....
「橋」より 著者:池谷信三郎
晩ぜひ要るのだが。 ――それは、…… 困った、といった顔つきで店員が彼の身長を
メートル法に換算した。彼は背伸びをしたら、紐育の自由の女神が見えはすまいかという....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
一致しない。それは実際の音響の間になされた精神の妥協であり、無限の動きにたいする
メートル法の適用である。人の精神は不可解なるものを理解せんがために、そういう虚偽....
「敬語論」より 著者:坂口安吾
まり、敬語など突ッつき、言葉の合理性などということを言いだすと、言葉全体を新たに
メートル法式につくりあげない限り、合理化の極まる果はないのである。 敬語にあら....
「保久呂天皇」より 著者:坂口安吾
したこと。登志がダルマ宿へ身を売ったこと。それらは当然起るべきことではあったが、
メートル法の久作が悲劇の中心的人物となったことは意外というほかはない。しかしその....
「ニッポン音楽」より 著者:兼常清佐
幸福のためには、あらゆる努力をおしむまいとします。そこで意見に喰違いが出来ます。
メートル法の問題などはそのいい例です。老人の頭ではもちろんメートルなどいう事はわ....