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モットー
「モットー〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
モットーの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
で、学生が若き情熱に燃えて社会主義社会を建設するという理想の下に民衆の中へという
モットーが労働運動、農民運動と連絡しながら日本労働総同盟、日本農民組合と関係を持....
「生きている腸」より 著者:海野十三
課目制の学科試験を、気に入った分だけ受けることにし、決して欲ばらないということを
モットーにしているのによる。されば入学以来七年もかかっているのに、まだ不合格の課....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
折々分けてくれた。「分っても分らんでもいい、とにかく読んで行け」というのが先生の
モットーだった。僕は忠実に貰った雑誌の初めから終りまでを読み通した。ちっとも分ら....
「髪」より 著者:織田作之助
を呼んで、頭を丸刈りにすべしと命令した。私はことの意外に驚いて、この学校は自由を
モットーとしているのに、生徒の頭の型まで束縛して、一定の型にはめてしまおうとする....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
だしく当時の旧仏教の人々を驚かせた。「善人尚以て往生す、況や悪人をや」とは、彼の
モットーとするところであった。旧仏教によって毫も顧みられなかった殺生者の如き、い....
「伝不習乎」より 著者:北大路魯山人
もって能事のようにしてしまう。もう一つは経済的事情からか安ければよいということが
モットーとなって、結局イカサマものを作り出して金高を張らせないように研究する。こ....
「料理する心」より 著者:北大路魯山人
理も、立派な料理も、要は材料が根本でありますから、料理のよしあしは材料次第という
モットーを堅持しまして、さかなを択ぶにも、蔬菜類を手に入れますにも、充分な関心を....
「灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
を動かせるようにもなった。 私は友達を得ることは出来なかった。私立のこの学校の
モットーは、しとやかに、さわやかに、ということであったから、まことに静かな女性達....
「愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
い静けさを守っていた。「ドストエフスキーのように」というのが、その頃の私の生活の
モットーであった。そこで私は触れ得るかぎりの人と触れ、彼らをことごとく隣人の愛で....
「学生と生活」より 著者:倉田百三
恋愛のモラルと法則とがある。その意味では「学校を落第してまでは恋愛をせぬ」という
モットーは理想主義のものでなくして、散文主義のものである。イデアリストの青年にあ....
「学生と読書」より 著者:倉田百三
察から生まれるものであることを忘れてはならない。「直接にそしてラディカルに」この
モットーを青年時代から胸間に掲げていなくてはならぬ。 けれどもいうまでもなく個....
「東京宝塚劇場の再開に憶う」より 著者:小林一三
開場しました。爾来、御家族ともども楽しんで頂ける娯楽、すなわち清く正しく美しくを
モットーに、家庭共楽の殿堂、大衆娯楽の陣営として、宝塚歌劇を上演してまいったので....
「カストリ社事件」より 著者:坂口安吾
まわして、 「オレは本日、これより、国際親善のパーテーに行く。国際親善は、オレの
モットーだ。これだぞ。これでなくちゃ、いかんぞ、日本は、外務省などに、まかして、....
「金銭無情」より 著者:坂口安吾
と言はれる、なんとなく不安だ。 うちの宿六はたゞ金銭の奴隷なのだから千客万来が
モットーで、ちらと見た広告の文案も美人女給「数名」とある。こんなチッポケな店へ数....
「現代忍術伝」より 著者:坂口安吾
ハ。しかし、ボクの行く道たるや、恨みなく、怒りなし。常に、ただ、ニコヤカ、和合を
モットーとしています。もっとも、ボクが人に恨まれ、人に怒られる不行跡は数々犯して....