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「モーメント〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

モーメントの前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地軸作戦」より 著者:海野十三
岩石が月世界に到達する。かくして地球がいくらかいびつになること、人工竜巻の生ずるモーメント、それと月世界の質量の増加することとが、相重り合って、遂に地軸がかくも....
大島が出来る話」より 著者:菊池寛
に箔《はく》を附ける為か、英語を交じえたりした。 「刹那《せつな》即《すなわ》ちモーメントの出来事を……」と、云ったような言葉遣いが、譲吉の僧侶に対する反感を、....
映画時代」より 著者:寺田寅彦
はイディルレの好点景であり、「物うりの尻声《しりごえ》高く名乗りすて」は喜劇中のモーメントである。少なくも本邦のトーキー脚色者には試みに芭蕉《ばしょう》蕪村《ぶ....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
諸制約を明らかにすると、偶々今日に於ける社会通念としての所謂常識に含まれている諸モーメントが又明らかになって来る。 常識学派による常識は、まず第一に当時の英国....
新西遊記」より 著者:久生十蘭
ばするほど炎の面積が広くなり、燐が骨を腐蝕する時間が早くなる。つまり刑罰の主要なモーメントの案配は、受刑者の自由意志に任せるといったぐあいになっている。 この....
だいこん」より 著者:久生十蘭
戦争をした日本人が冷静に終幕《フィナアレ》にしたら、日本人の別な一面を理解させるモーメントになるだろう。俺は〈|日本びいき《ジャポノファイル》〉でもセンチメンタ....
私は懐疑派だ」より 著者:二葉亭四迷
真の価値は解らんじゃないか。ところが日本の文学の発達を考えて見るに果してそう云うモーメントが有ったか、有るまい。今の文学者なざ殊に、西洋の影響を受けていきなり文....
新たなプロレタリア文学」より 著者:宮本百合子
。 諷刺文学はいわばプロレタリア文学の行動隊である。 形は小さいが、活々したモーメントを批判し、到るところで、いろんな形で、敵の攻撃と自己批判をやってゆく、....