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ヨハネ伝
「ヨハネ伝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ヨハネ伝の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「美男子と煙草」より 著者:太宰治
れが後日、何か雑誌にでも掲載された場合、太宰はキザな奴だ、キリスト気取りで、あの
ヨハネ伝の弟子《でし》の足を洗ってやる仕草を真似《まね》していやがる、げえっ、と....
「HUMAN LOST」より 著者:太宰治
る。マタイ伝二十八章、読み終えるのに、三年かかった。マルコ、ルカ、ヨハネ、ああ、
ヨハネ伝の翼を得るは、いつの日か。 「苦しくとも、少し我慢なさい。悪いようには、....
「愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
、みずから跪かれる心地がする。「それはじめに道あり、万の物これによりて創らる」と
ヨハネ伝の首に録されたるごとく、世界を支える善、悪の法則を犯せば必ず罰がなくては....
「カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
ずば、
唯《ただ》一つにて在《あ》りなん、もし死なば、多くの果《み》を結ぶべし。
ヨハネ伝第十二章第二十四節
アンナ・グリゴリエヴナ・ドストイエフス....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
》」となる(訳者注 太初に道(ことば)あり道は神と偕にあり道は即ち神なり云々――
ヨハネ伝第一章)。彼はすべての人の精神のうちに進歩の観念をうち立てる。彼が鍛える....
「犬を連れた奥さん」より 著者:神西清
ア人の王国の旧都で、アルハンブラ宮殿など当時の遺跡によって名高い。 罪の女――『
ヨハネ伝』第八章三節以下。この女性を描いた画は古来すくなくない。 オレアンダ――....
「イオーヌィチ」より 著者:神西清
弓なりに渡したアーチに、「墓にある者みな神の子の声をききて出づる時きたらん」(『
ヨハネ伝』第五章二十八節)の章句が記してあったのであろう。 ラフィット――ボルドー産赤ぶどう酒の一種。....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
すれば、それが即ち第二の創造であるというのである。 ファウストは書斎の場で、『
ヨハネ伝』のロゴスを翻訳しようと苦心する。語、意、力、業の四様に翻訳の順序を立て....
「孔子」より 著者:和辻哲郎
宗教的想像力の源泉となった人物を求めるほかはないのである。 福音書は最も新しい
ヨハネ伝でも紀元後百二十年ごろ(すなわちイエスの十字架の後、九十年くらい)の作と....
「イエスキリストの友誼」より 著者:新渡戸稲造
るのである。 漸く本題にはいりかけたが是《これ》が即ちキリストの愛である。先ず
ヨハネ伝第十五章を見給え。 今より後われ爾曹《なんじら》を僕《しもべ》と称《い....