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「ヨブ記〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

ヨブ記の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
デンマルク国の話」より 著者:内村鑑三
した、 ここまでは来《きた》るを得《う》べし しかしここを越ゆべからず と(ヨブ記三八章一一節)。北海に浜《ひん》する国にとりては敵国の艦隊よりも恐るべき砂....
世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
をそろえて勤める神聖なる献身の式が終わるのであります。 ああ、しかしヨブ(旧約ヨブ記の主人公)が、「眼をもて誓約せざるものは愚かなる人間なり」と言ったのは、よ....
青春の息の痕」より 著者:倉田百三
。私の将来のために祈って下さい。 私らは毎朝一緒に聖書を読んでいます。この頃はヨブ記を読んでいます。私は妹を慈しみ、哀れな人々を助け、祈祷と勉強と養生とで静か....
落穴と振子」より 著者:佐々木直次郎
老人の画。 (5) 一インチの十二分の一の長さ。 (6) 「死」のこと。――旧約ヨブ記第十八章第十四節、「やがて彼はその恃める天幕より曳離されて懼怖の王の許に駆....
宝島」より 著者:佐々木直次郎
捲き揚げ、出帆すること。 三三 悪しき者虐遇を息める処。――冥土のこと。旧約全書ヨブ記第三章第十七節に「彼処にては悪しき者虐遇を息め、倦み憊れたる者|安息を得。....
青草」より 著者:十一谷義三郎
女の赤い腰紐が彼の眼の先きにあった。彼は眼をつぶった。そして始終繰り返えしているヨブ記の「野驢馬あに青草あるに鳴かんや。」という言葉をもう一遍くり返えした。嫂は....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
今や彼は事実よりも思想を好み、英雄よりも詩人を好み、マレンゴーのような事件よりもヨブ記のような書物をいっそう賛美した。それからまた、一日の瞑想の後、夕方並み木通....
十二支考」より 著者:南方熊楠
て使うた。ただしそれは上流間のみに行われ一汎には軍用されなんだ。邦訳『旧約全書』ヨブ記に、軍馬が「喇叭《らっぱ》の鳴るごとにハーハーと言い、遠くより戦を嗅ぎ付け....