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ライブラリ
「ライブラリ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ライブラリの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
ば、私はこれを大切にして年の終りになったら立派に表装して、私の Library《
ライブラリイ》(書函)のなかのもっとも価値あるものとして遺しておきましょうと申し....
「母子叙情」より 著者:岡本かの子
の日本室があり、あっさりと野菊の花を活けた小さな床があった。 西洋室の二方には
ライブラリ型の棚があり、其処には和洋雑多な書籍が詰っていた。だが、机の上の山積の....
「船医の立場」より 著者:菊池寛
しく動揺する良心を落ち着けたいと思った。彼は悄然《しょうぜん》として、船の文庫《
ライブラリー》の方へ歩いて行った。....
「『演劇』あとがき」より 著者:岸田国士
もらい、山田肇君に校訂をおまかせした。 執筆者諸君の編者に寄せられた好意と毎日
ライブラリー編集部の目に見えない協力とを、深く謝する。....
「歴史的探偵小説の興味」より 著者:小酒井不木
から、いよいよ以て書くことがなくなってしまう。私の頭の中の歴史的探偵小説に関する
ライブラリーからオルチー夫人の作品を取り除いたならば、丁度、むかし基督教徒に掠奪....
「読書の今昔」より 著者:寺田寅彦
想小説家は何百年間眠り続けた後に目をさました男の体験を描いているうちにその時代の
ライブラリーの事を述べている。すなわち、書物の代わりに活動のフィルムの巻物のよう....
「日常身辺の物理的諸問題」より 著者:寺田寅彦
う。それにもかかわらず、これら眼前の問題に対していくらかでも知識を得たいと思って
ライブラリーを渉猟しても満足な答解を与えてくれるものはまれである。そうかと言って....
「病院風景」より 著者:寺田寅彦
室の廃墟には冬枯れの雑草ががらがらに干からびて哀れである。いかめしい城郭のような
ライブラリーも柔らかで憂鬱な霧の薄絹に包まれている。 涙の女はゆっくりゆっくり....
「マルコポロから」より 著者:寺田寅彦
拾い出してここに紹介してみようと思う。以下に挙げてある頁数は、エヴェリーマンス・
ライブラリーの中のこの書物の頁数である。 一 二四八頁にこん....
「ルクレチウスと科学」より 著者:寺田寅彦
ところが、昨年の夏であったか、ある日|丸善の二階であてもなくエヴリーマンス・
ライブラリーをあさっているうちに Lucretius: Of the Natur....
「読書法」より 著者:戸坂潤
味の網の目にひっかかった本を、何はともあれ(安価である限り)買っておく。こういう
ライブラリーが、まず五千冊にも及べば、少しは役に立つセットになるかと思っている。....
「巨像を彫るもの」より 著者:中井正一
館には、その本がなくならないために、本を鎖でつないであって、鎖の図書館チェーン・
ライブラリーなるものがあったのである。 しかるに、二十世紀に入って、町人が大い....
「歴史の流れの中の図書館」より 著者:中井正一
って挑戦している眼に見えない闘いともいえるのである。 今、C・I・E図書館が、
ライブラリーと呼ばれるよりも、インフォーメーション・センターと呼ばれている事は注....
「シェイクスピアの郷里」より 著者:野上豊一郎
と婆さんに促され、東側の家に入って行くと、其処は博物室《ミュジーアム》と図書室《
ライブラリ》になっていて、詩人に関する多くの遺物と肖像画出版物などが陳列されてあ....
「黒岩涙香のこと」より 著者:平林初之輔
用いた探偵小説の原著を発見して二三十冊も買いこんだことがあった。多くシーショア・
ライブラリーという十銭本だった。私もそのうちの数冊を、わけてもらって読んだことが....