»
ラード
「ラード〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ラードの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
遺してくださらんことを、私は実に祈ります。アメリカの有名なるフィラデルフィアのジ
ラードというフランスの商人が、アメリカに移住しまして、建てた孤児院を、私は見まし....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
ーデター起るものと予測さる」 「英、仏両国は中立を宣言す」 「注目すべきレニング
ラードの反政府運動」 「中華民国も一と先ず中立宣言か」 「上海に市街戦起る、○○....
「北と南に憧がれる心」より 著者:小川未明
常に其の心は、南と北に憧がれる。 陰惨なペトログ
ラードや、モスクワオの生活をするものは、南|露西亜《ロシア》の自然と生活をどんな....
「アラビヤンナイト」より 著者:菊池寛
アリ・ババの家でますがいるのか、ふしぎに思ったものですから、ますの底に少しばかり
ラード(ぶたの油)をぬって、かしてくれました。こうしておけば、このますで何をはか....
「勲章を貰う話」より 著者:菊池寛
すぐ滅入ってしまった。 「あなたは、どこかへ逃げないのか? モスクワか、ペトログ
ラードかへ」と、イワノウィッチが彼女に対して、深い愛情を表しながらきいた。 「モ....
「十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
弾くのですけれど……」云い云いお蝶は四辺を忍ぶように、指の先で絃を弾いた。 「バ
ラードという楽器でございますの。和蘭の若い海員などが甲板の上などで弾きますそうで....
「世界の裏」より 著者:国枝史郎
時でなければいけない。 日本など、臨戦態勢総強化をもっと急ぎ給え。 レニング
ラードの陥落も時間の問題となった。レニング
ラード攻防戦がはじまって以来、ネバ河の....
「計略二重戦」より 著者:甲賀三郎
「書類を盗ませて、現に手に入れているのは、明かに、例の麹町六番町に住んでいるウイ
ラード・シムソンなのだ」 「えッ、シムソン! あいつですか」 仁科少佐は叫びま....
「モルグ街の殺人事件」より 著者:佐々木直次郎
いだろう。入ることは言うまでもない。だが、僕は、あの四階の鎧戸がパリの大工がフェ
ラードと言っている特殊な種類のものであることに眼をとめた。――いまではめったに用....
「かもじの美術家」より 著者:神西清
髪を結ったり」するのが役目だったのである。とはいえこれは、かもじ櫛を耳にはさみ、
ラードで伸ばした臙脂のはいったブリキ缶を手にした、そんじょそこらの月並みの職人と....
「かもめ」より 著者:神西清
なんかやらせると、天下一品でしたな。……あれといっしょに、さよう、エリサヴェトグ
ラードで悲劇役者のイズマイロフが出ておりましたが、これまたなかなかの傑物でしてな....
「水晶の栓」より 著者:新青年編輯局
く二十七名の連判状! 精巧を極めた薄葉用紙にランジュルー、デショーモン、ボラング
ラード、アルブュフェクス、レイバッハ、ビクトリアン・メルジイ等政界の巨頭当路の大....
「墓が呼んでいる」より 著者:橘外男
身を入れ出しました。そして高等学校を終ると正式に学資を出してくれて、首都のベルグ
ラードの大学へ入れてくれました。もう働かなくても、勉強できる身の上になったのです....
「小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」」より 著者:寺田寅彦
ているのはこの書の付録として巻末に加えられた「三つの民謡」のうちの「小栗判官のバ
ラード」であった。日本人の中の特殊な一群の民族によっていつからとも知れず謡い伝え....
「チューインガム」より 著者:寺田寅彦
客車が二つの仕切りに区分されていて、広い方の入口には「ホワイト」、狭い方には「カ
ラード」という表札が打ってある。自分は少し考え込んだが、どう考えてもホワイトでは....