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「リヤ王〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

リヤ王の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
文字禍」より 著者:中島敦
ド・ナナは、この病軽からずと見て、大王のご衣裳を借り、自らこれをまとうて、アッシリヤ王に扮《ふん》した。これによって、死神エレシュキガルの眼を欺《あざむ》き、病....
泣虫小僧」より 著者:林芙美子
落していた。 ピアノの音が聴えてくる。教室に這入ると、女の子達はてんでに宿題のリヤ王物語を読んでいた。啓吉の学年は三級もあって、転校者の多い級だけ男女混合であ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
把握で捉えて生きぬく場合、それは文学に描かれて悲劇の程度に止っているであろうか。リヤ王なんかは悲劇だし、オイデプスなども悲劇に違いないわね。だが文学は内容を新た....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
二派があった。一方では、エミル・オージエの劇のように、通俗的な写実主義をもって、リヤ王を演じていた。他方では、ヴィクトル・ユーゴー式の声太な勇ましい調子で、ハム....
日記」より 著者:宮本百合子
ささやく。 一月二日(金曜)晴 寒 〔摘要〕古橋氏、芝祖母君、来訪 「リヤ王」、「埋もれた青春」、「伯爵令嬢」 らちもない只嬉しい気持で一日を送っ....
日記」より 著者:宮本百合子
な風でよく外へなんか出かけられる。私に真似が出来ない。 夜かりて来た風呂敷に『リヤ王』と、『空知川の岸辺』をかえす。『リヤ王』は沙翁全集を買ったので二冊になっ....