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リンゴ
「リンゴ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
リンゴの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
六百円 同エナメルなし 三百五十円
リンゴ 三個 十円 ◯三越で女歌手に笑むルンペン紳士。 ◯品....
「ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
いますね。どうですか、ヒトミさん」 「重力というと、あれでしょう。ニュートンが、
リンゴが頭の上から地上へごつんと落ちたのを見て、重力を発見したというあれでしょう....
「宇宙の迷子」より 著者:海野十三
脇に、赤い毛がもじゃもじゃとはえていた。 ひたいの下には大きな目があった。青い
リンゴほどもある大きな目だ。それがぐるぐると、きみわるく動く。 目から下は、顔....
「白雪姫」より 著者:菊池寛
いったことのない、はなれたひみつのへやにいって、そこで、毒の上に毒をぬった一つの
リンゴをこさえました。その
リンゴは、見かけはいかにもうつくしくて、白いところに赤....
「青鬼の褌を洗う女」より 著者:坂口安吾
を口説いて、技巧がうまくてそのうえ精力絶倫で二日二晩窓もあけず枕もとのトーストや
リンゴを噛りながら遊びつづけることもできるのだから、どんな浮気な女でも夢中になっ....
「お魚女史」より 著者:坂口安吾
入れてしまった。 女史はテーブルを取り去った。それから、フロシキ包みをといて、
リンゴをつきさした竹の棒と、まるい紙をとりだしてきた。デンスケである。組立てがで....
「呉清源」より 著者:坂口安吾
膳にだけ、まだミソ汁がなかったのだ。 見ると、呉氏は、片手に卵を一つ、片手には
リンゴを一つ、握っている。持参の卵と
リンゴとミソ汁だけで食事をすまし、朝だけはゴ....
「退歩主義者」より 著者:坂口安吾
いです。やさしき乙女のご後援を待望いたしまアす。キャーッ」 というのは、誰かゞ
リンゴを投げて、彼の下腹部に命中したのである。馬吉はウムと唸って、オ猿サンのよう....
「火の扉」より 著者:岸田国士
いた。 「まあ、なんでしよう? いたゞいていゝの?」 さつそくなかをのぞくと、
リンゴと玉ネギがとりまぜて二十ほどはいつていた。 「あら、うれしい。インド・リン....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
よって、前へ、前へ、身体が押しだされ、延びて行く。彼女はまだ中学生であろう。頬は
リンゴのように真ッ赤になっているし、眼は三白眼かヤブニラミに見える。それは捕虜を....
「牛」より 著者:坂口安吾
練習の直後とはいえ、この寒風を感じないのは世の常のものとは思われない。牛の肌には
リンゴの色を淡くとかしたような光沢があった。 緒方はちょッとからかってみたい気....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
な小さなボストンバッグを持参させた。 そのボストンバッグから、まだ青くて小さな
リンゴを一ツとりだした。恐らく津軽出発に当ってジコーサマが与えた食べ物であろうけ....
「アーニイ・パイルの前に立ちて」より 著者:小林一三
のの香り、食欲をそそる見本品、奥より漏るるレコードは『林檎は何も言わないけれど、
リンゴの気持はよくわかる、
リンゴ可愛や可愛や
リンゴ』……レコードに合せて流行唄を....
「私の洋画経歴」より 著者:小野佐世男
ンロー・サルスベリ、ケーネス・ハーラン、ETC、ETC、まったく花を競うスター達
リンゴの花の散るようなブルーバード映画、僕をたいした不良少年にもならずに救ってく....
「変身」より 著者:カフカフランツ
のすぐそばに、何かがやんわりと投げられて落ちてきて、ごろごろところがった。それは
リンゴだった。すぐ第二のが彼のほうに飛んできた。グレゴールは驚きのあまり立ちどま....