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「レジスタ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

レジスタの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
什器破壊業事件」より 著者:海野十三
管をつかえば、わけのないことです。あの入口の上をごらんなさい。一・五七と、まるでレジスターのような数字が幻灯仕掛で出ているでしょうが」 「えっ、まあそんなことが....
デパートの絞刑吏」より 著者:大阪圭吉
がら、この事件は自殺でなく絞殺による他殺事件である事、被害者はこの店の貴金属部のレジスター係で野口達市と言う二十八歳の独身店員である事、死体の落下点付近に幾つか....
変身」より 著者:カフカフランツ
楽しいかりそめの思い出、彼がまじめに、しかしあまりにのんびり求婚したある帽子店のレジスター係の女の子、そんなものがつぎつぎに現われた。――そうしたすべてが見知ら....
貞操問答」より 著者:菊池寛
がら、お話ししましょう。」と、云った。 新子は、素直に立ち上って、外へ出ると、レジスターへ行った前川を、涼しい夜風に、吹かれながら待っていた。 「どこへ行きま....
映画芸術」より 著者:寺田寅彦
手段としての接枝的連接法とも呼ばれる常套的手法がある。たとえば蓄音機円盤が出勤簿レジスターの円盤にオーバーラップするとか、あるいはしわくちゃのハンケチを持った手....
あなたも私も」より 著者:久生十蘭
うもないので、尻込みしていると、そこの主任らしいひとが、土橋の近くの新興喫茶に、レジスターの口があるとおしえてくれた。氷雨の降るなかを、いわれたところへ行ってみ....
だいこん」より 著者:久生十蘭
たしとしては、鎧扉に八つ当りをし、そんな飛行機なんか見てやるもんかと力むぐらいのレジスタンス(面《つら》あて)をしなければおさまらない気持だ。見えもどうもしない....
肌色の月」より 著者:久生十蘭
断絶させようというのは、親譲りの癌腫というぬきさしのならない宿命にたいする崇高なレジスタンスなんだと自分では信じている。久美子のほか、たぶん神も知らない意想の中....
復活祭」より 著者:久生十蘭
一 二時半に食堂部が終ると、外套置場と交換台に当番をおいてレジスターやルーム・メイドが食事《レーション》に行く。客室から信号《クラペー》も....
謎の女」より 著者:平林初之輔
七六、島龍之介、新聞記者、三十五歳、妻道子二十八歳」 龍之介はすらすらと一息にレジスター〔register =記名する〕して、ボーイに案内されて昇降機に乗った....
宝石の序曲」より 著者:松本泰
鈴木は裏の廊下から、階段下の便所のほうを見回りに行った。 帳場のキャッシュ・レジスターを検《しら》べていた海保は、正面の棚を見回しながら、 「別にどこにも異....
五月のことば」より 著者:宮本百合子
抗してわれわれ自身を恥辱から救おうとする決意と行動は、こんにち、フランスの抵抗(レジスタンス)をまねる範囲をぬけている。一九五〇年は、日本の理性が試練される年で....
SISIDO」より 著者:宮本百合子
十万円、箇人が大阪の××工業に売り 元のオヤジは専務、 専務が細君のおじの友人レジスター 電気チクオン器の部分品、タイムレコーダー等、タイムレコーダー アメリ....
「下じき」の問題」より 著者:宮本百合子
こんにち語ることのできる三島由紀夫も、おそらくは戦時下の早熟な少年期を、「抵抗《レジスタンス》」の必然のなかったころのフランス文学に、それが、どれほど歴史の頁か....
平和運動と文学者」より 著者:宮本百合子
学活動について考える場合、いきなりぱっとジャーナリスティックな敏感さでフランスのレジスタンスの作家たちというような飛躍をするだけでなく、本当に闘う者の腰のすわり....