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レバー
「レバー〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
レバーの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の迷子」より 著者:海野十三
は操縦席にのぼることができた。 そこで二人は助けあって、スイッチをひねったり、
レバーを引っぱったり、ペダルをふんだりして、ありとあらゆる応急処置をこころみた。....
「地球要塞」より 著者:海野十三
くのを認めた。運転手も、マリ子と名のる女スパイとともに、毒瓦斯にやられてしまい、
レバーやハンドルから、手を放してしまったのである。 私は、ぐにゃりと伸びた運転....
「地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
ピート一等兵が、エンジンをかけた。車内は、たちまち、轟々たる音響にとざされた。
レバーをたおすと、地底戦車は、ごとんごとんと、前進をはじめたのであった。 パイ....
「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」より 著者:海野十三
っているのである。 レンズ・カバーをとって、焦点硝子の上に落ちる映像にしきりに
レバーを動かせていると、誰か僕のうしろにソッと忍びよった者のあるのを意識した。だ....
「ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
、よろしいです」 そういうと博士は、操縦席らしいいすの一つに腰をかけた。そして
レバーをうごかしたり、操縦桿《かん》をひねったりした。かすかな震動《しんどう》が....
「未来の地下戦車長」より 著者:海野十三
を作ろうと決心したのであった。 故障の扇風機をしらべてみると、故障のところは、
レバーの接触がよくないのだと分った。こんな故障なんか直すことは彼には、お茶の子さ....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
ロとなめるように平らげてしまうのである。各人の前にひろげたいろいろの手製の料理、
レバー焼きだの肉のカンヅメだの、イモやカボチャの煮つけなどを交換し合いながら 「....
「肝臓先生」より 著者:坂口安吾
・モツ!」(それはモツを意味する) 「モツ?」 「モツ! セタジール(スナワチ)
レバー!」 「アッ。ヤキトリ! 肝臓!」 「セッサ!」(しかり!) シュルレア....
「オリンポスの果実」より 著者:田中英光
いましたから、こちらも口汚《くちぎたな》く罵《ののし》りかえす。と、向うは金梃《
レバー》をもち、扉《ドア》をあけ、飛びだしてきました。「喧嘩《けんか》か。ハ、面....
「寺田先生の追憶」より 著者:中谷宇吉郎
し戻しても埋らなくて、皺《しわ》になって盛り上るでしょう。こういう不可逆的《イル
レバーシブル》な現象は、摩擦《まさつ》が主な役割を演じている場合に限るので、これ....
「黄泉から」より 著者:久生十蘭
降りつづけていた雨がやんで雨季があけますと、急に温度があがるので、活字が膨脹して
レバーであがってこないのに印字ガイドまで狂って、どうしたってミスばかり打つんです....
「新しきシベリアを横切る」より 著者:宮本百合子
収穫後の藁山。そこへ雪がかかっている。 ああはやく、はやく! あっちに高い「エ
レバートル」が見える!(エ
レバートルは麦袋を貨車につみ込むための自動的運搬である....
「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」より 著者:宮本百合子
にヒラヒラしている。彼女は日やけした小手をかざして、眩しい耕地の果、麦輸送の「エ
レバートル」の高塔が白く燦いている方を眺めた。キャンプの車輪の間の日かげへ寝ころ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
小説の間御許し願いつつ。三共のユーキリン(燐)をのみますがこれはいいらしい。理研
レバーも、私のように肝臓をひどく患ったものには必要だそうです。しかし
レバーは薬で....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
くなったらと思い、ずっとお目にかからないでいることが大変切なく思われました。理研
レバーでもふせぎきれませんから。送って下すった衣類というのは袷類でしょうか。そう....