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ロボット
「ロボット〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ロボットの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海底大陸」より 著者:海野十三
長は階段をのぼりながら、手すりにぶらさがってコックリコックリいねむりをしていた。
ロボット操縦装置を持ったメリー号の船体だけが、一こう変らぬ全速力で、まっくらな海....
「火星兵団」より 著者:海野十三
しては、あの足音は、あまりにどしんどしんと響き過ぎるのだ。まるで、鉄でこしらえた
ロボットが、足を引きずって歩いているようではないかねえ」
千二は、それを聞いて....
「キド効果」より 著者:海野十三
と見られた。そこで事件は俄然複雑な雲行きとなって、其の筋では其処に立ち現れた偽の
ロボット犯人をオイソレと受取って処刑するのでは、一味への威厳上どうしても好ましか....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
来上ったような気になって、喜んだ。 ミツ坊までが、若いお母アちゃんの膝の上で、
ロボットのようにピンピン跳ねだした。 「贅沢を云いなさんな」長造は微苦笑して、末....
「国際殺人団の崩壊」より 著者:海野十三
柄の青年学者が大きな声で叫んだ。 「どなたですか?」と内側から博士の扉の番をする
ロボットがやさしい婦人の声を出して訊いた。 「松ヶ|谷研究員です」 すると扉が....
「人造人間エフ氏」より 著者:海野十三
のような首をふり、ポストの入口のような唇のあいだから、 「うーう、みなさん。僕は
ロボットです。この町へ引越してきました。どうぞよろしく」 と、ラジオのようなと....
「人造人間事件」より 著者:海野十三
の間に落ちこんでいる一冊の薄い帳面をみつけて摘みだした。 その帳面の表紙には「
ロボットQ型8号の暗号表」と認めてあった。 「うむ、Q型8号とは、この人造人間で....
「人造物語」より 著者:海野十三
* 二月一日の東京朝日には、宮津電話として次のような記事が載っていた。 「
ロボット流行時代であるが、京都府宮津中学校の四年生岡山大助君という少年が今度、人....
「超人間X号」より 著者:海野十三
らわれたところを見ると、なんとそれはグロテスクな恰好《かっこう》をした機械人間《
ロボット》であった。 鋼鉄製の機械人間が、のっそりと煙をかきわけて、陽《ひ》の....
「蠅」より 著者:海野十三
私は果して、五体が満足に揃った嬰児を生むであろうか。それとも……。 第五話
ロボット蠅 赤軍の陣営では、軍団長イワノウィッチが本営から帰ってくると、司令部....
「人造人間殺害事件」より 著者:海野十三
同志に指令を与えたのだ。扉《ドア》を押して帰って行く林田橋二の後姿が、人造人間《
ロボット》のようにガッシリして見えた。 僕は午前九時になると、いつものように職....
「関東防空大演習を嗤う」より 著者:桐生悠々
って出発すれば、幾時間にして、如何なる緯度の上空に達し得るかを精知し得るが故に、
ロボットがこれを操縦していても、予定の空点に於て寧ろ精確に爆弾を投下し得るだろう....
「灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
発的に私は自分の力がなくなってしまったことに気付いた。空虚な日常のように思えた。
ロボットのような自分であると考えた。今まで逆流の中に身をささえて力強く給仕をして....
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
用事上で喋ることも、雑談することも禁じられていた。彼等は、六時間を、たゞ、唖の小
ロボットのように、手を動かすばかりで過すのだった。 時々シュッといったり、シャ....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
している。 自分で果し得なかったことを人にやらせる。追放の政治家が黒幕となって
ロボットを立てる。天皇を
ロボットにして、号令を行う。そういう
ロボットを政治の前提....