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「ロンドン塔〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

ロンドン塔の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
温情の裕かな夏目さん」より 著者:内田魯庵
ものがある。「文鳥」のようなものが佳いと思う。「猫」、「坊ちやん」、「草枕」、「ロンドン塔」、「カーライル博物館」、こんなものが好きだ。 要するに夏目さんは、....
柿の種」より 著者:寺田寅彦
ぶってうれしがっている人がある。(大正十年十月、渋柿) * 昔、ロンドン塔でライオンを飼っていた。 十四世紀ごろの記録によると、ライオンの一日....
パリの地下牢」より 著者:野上豊一郎
地下室は守衛《コンシエルジュ》の宿泊所になっていたからの来歴だそうである。それがロンドン塔と並んで有名になったのは、革命の時、牢獄として使用され、殊にルイ十六世....
二都物語」より 著者:佐々木直次郎
いうことが話題になっていたので、自然その話を続けて言ったのだった。――「あなたはロンドン塔★をよく御覧になったことがおありですか?」 「リューシーと二人で行って....
フランケンシュタイン」より 著者:シェリーメアリー・ウォルストンクラフト
尖塔、あらゆるものの上に聳え立つセント・ポール寺院、イギリスの歴史のうえで有名なロンドン塔などが見えてきた。 19 荒凉たる孤島で ロンドンはさしあ....
暗号数字」より 著者:海野十三
た。 「旦那、どこへまいります」 「うん、東京駅だ。時間がないから、急いでくれ」ロンドン塔 帆村は、二等客車のなかに揺られながら東海道線を下りつつあった。 ....
だいこん」より 著者:久生十蘭
どす黒い雲がたぐまり、いまにも雨になりそうな朝で、黴《かび》の生えた不景気なロンドン塔が霧の中からぼんやり浮びだしている牧野さんのテームス河の絵を思いだすと....
日記」より 著者:宮本百合子
知らなかった夏目氏が姿を現して来るような心持がせられる。 「猫」はうるさい。 「ロンドン塔」は、今日自身にはペダンテックなロマンスすぎる。「行人」で自分と云う青....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
て、兄の摂政と勢力を張り合おうという気持だったのである。この計画は暴露され、彼はロンドン塔のなかに投げ込まれた。そして摂政はエリザベスをも謀叛の罪に連坐させよう....
せいばい」より 著者:服部之総
た。牢内の刑場で首を斬る。庶民には見せないのである。エリザベス朝のイギリスでも、ロンドン塔の中庭で首を斬られるのは、死罪にたいする軽い扱いであった。ロンドン塔の....