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ローブ
「ローブ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ローブの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
をやめるとき、委員会ではファラデーを会長に推選することになり、ロッテスレー男、グ
ローブ、ガシオットが委員の代表者となって、ファラデーに会長就任を勧めにやって来た....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
る。出入口のついている壁には、大きな鏡のついた戸棚がとりつけてある。天井には、グ
ローブ式電灯が嵌め込んである。ちと無風流な部屋だ。そして一体ここは何処だか、僕の....
「恐竜島」より 著者:海野十三
、それが方々にとんがっている。そのまわりは一面に深い密林だ。椰子もあるし、マング
ローブ(榕樹《ようじゅ》)も見える。その間に、ところどころ白い砂浜《すなはま》が....
「国際殺人団の崩壊」より 著者:海野十三
件につきまして、私の……」と、そこまで話をすすめて来たときに、どうしたものか、グ
ローブの中の電燈が、急に二倍もの明さに輝いたかとみる間に、スーウという微かな音を....
「深夜の市長」より 著者:海野十三
。夜は昼間と全然違った別の天地を現出する。屋外灯にしても、昼のうす汚れた灰色のグ
ローブが、夜間に於てはニーベルンゲンの夜光珠もかくやと思うばかりに燦然と輝くので....
「独本土上陸作戦」より 著者:海野十三
して申せませぬ。しかし、向うへ到着すれば、そこが何処だかお分りになりましょう。グ
ローブ・リーダーの巻三には、『ロンドン見物』という標題の下に、写真入りでちゃんと....
「ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
なんだって植物がうごきまわるんでしょう。あれは椰子《やし》の木だわ。あッ、マング
ローブの木も交《まじ》っているわ。あの青い蛇のようにはってくるのは蔓草だわ。まあ....
「四次元漂流」より 著者:海野十三
屋の広さは十坪以上もあろうか、天井も壁も良質の白亜で塗装せられ、天井には大きなグ
ローブが三つもついていて、部屋に蔭を生じないようになっていた。大きな実験台が、入....
「デパートの絞刑吏」より 著者:大阪圭吉
戻って、拡大鏡でハンドルの表面を調べながら、係の男に言葉を掛けた。 「君は今朝グ
ローブを嵌めずに此処へ触れたね?」 「ええ、最初バルーンを降ろす時には、修繕する....
「河明り」より 著者:岡本かの子
きかけた息の曇りを除くように、徐々に地霧の中から光り出して来た。 一本のマング
ローブの下で、果ものを主食の朝餐が進行した。レモンの汁をかけたパパイヤの果肉は、....
「ドーヴィル物語」より 著者:岡本かの子
三十代の夫と不釣合には見え無い。服装は今の身分伯爵夫人に相応しい第二帝政時代風の
ローブ・ド・ステールで絵扇を持って居る。彼女はバアの隅の大テーブルに腰掛けようと....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
に認められた。 それは悲しみを含んだ若い美人の顔であった。身には雲のように白い
ローブ(長いゆるやかな着物)をまとって、喉から肩のあたりは露出になっていた。女は....
「ハイカラ考」より 著者:木村荘八
りの御すすめによって、率先して、おすべらかしお美しかった皇后が、お馴れにならない
ローブ・デコルテの洋装に身なりをお改めなすったのは、――辱けなや、開国文明のため....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
けないほどの弱視となったせいなのである。 こういう目の悪い六尺の大男が野球のグ
ローブをはめたような手にマコを握って光にすかしながらピンセットで血管をぬくのであ....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
れた怪物ではなかったようだ。 大島の学校では野球がはやっているらしく、通学にグ
ローブやバットをたずさえている男の子が多い。一方、セーラー服の女の子が時々カバン....