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ローマ帝国
「ローマ帝国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ローマ帝国の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「時代閉塞の現状」より 著者:石川啄木
るのである。いっさいの近代的傾向を自然主義という名によって呼ぼうとする笑うべき「
ローマ帝国」的|妄想《もうそう》から来ているのである。そうしてこの無定見は、じつ....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
廃の道をたどったためにたださえ薄かった科学への興味はほとんど全く消滅した。それで
ローマ帝国の滅亡した際に征服者たるゲルマン民族の科学的興味を啓発するような成果の....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
ーの戦争などは割合に政治の掣肘を受けないで決戦戦争が行なわれました。 ところが
ローマ帝国の全盛時代になりますと、国民皆兵の制度が次第に破れて来て傭兵になった。....
「カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
リスト教国になる望みを起こしたとき、必然の結果として次のような事実が生じました。
ローマ帝国はキリスト教国にはなったけれど、それは単に国家の中へ教会を包含したのみ....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
精神などを説き出したに違いない。)北方と東方との野蛮人に対抗して、彼らは堂々と新
ローマ帝国の継承者をもって任じていた……。そしてみな言葉ばかりであり、借り来たっ....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
うえん》。ヨーロッパの全様式は瓦解《がかい》した。
帝国は、あたかも死滅しゆく
ローマ帝国のそれのごとき暗黒のうちに倒れた。暗黒時代におけるがごとく、人は再び深....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
明の淵《ふち》に投じ、幾世紀の最高天に毎瞬時戦勝の星座を開かしめ、フランス帝国を
ローマ帝国と比肩せしめ、大国民となり大陸軍を生み出し、山岳が四方に鷲《わし》を飛....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
いは一端と一端とで、互いに結び合わされている。
汚水だめや下水道は、中世や後期
ローマ帝国や古い東方諸国などにおいて、多大の役目をなしていた。疫病はそこから発し....
「ヴェルダン」より 著者:野上豊一郎
る。ヨーロッパはどこへ行っても古い形がよく保存されていておもしろい。ヴェルダンは
ローマ帝国の勢力が弛んで後、一時蛮人の侵入を受けて荒らされたが、五世紀以後アウス....
「処女の木とアブ・サルガ」より 著者:野上豊一郎
の首府はアレクサンドリアで、しかもパロはとっくに存在しなくなって居り、エジプトは
ローマ帝国の領土になっていたのだから、パロに逢ったということもおかしければ、エジ....
「闘牛」より 著者:野上豊一郎
演技であったし、牛もアフリカから持って来たのだが、それがエスパーニャに遺っていた
ローマ帝国の競技精神と結びついて美化されたものらしい。強くて敏捷で優美な闘牛士《....
「金の十字架の呪い」より 著者:チェスタートンギルバート・キース
た物だという事を論じ、また他の者は物凄いアジア的な迷信のあらゆる種類に対する後期
ローマ帝国におけるすばらしい流行がある名もないマニス宗の宗徒を出発させたと主張し....
「人生三つの愉しみ」より 著者:坂口安吾
ても男女混浴の酒池肉林は当然のこととなった。ネロの奢侈はローマ市民のものとなり、
ローマ帝国亡びるや、キリスト教徒は浴場という浴場を破壊全滅させた。キリスト教徒は....
「ローマ法王と外交」より 著者:国枝史郎
「イタリイ王をも兼ねよ」と追加して云った。 これで地球及び歴史の上に忽然と神聖
ローマ帝国なるものが出来上がったのであった。しかもその物々しい名称の神聖ローマ帝....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
墺軍主力はラウジッツ方面よりザクセンに作戦し、西南方より前進して来た帝国軍(神聖
ローマ帝国に属する南ドイツ諸小邦の軍隊)と協力してザクセンを狙い、虚に乗じて一部....