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一戦を交える
「一戦を交える〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
一戦を交えるの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
の、グアム島を占領して、これで西太平洋の制海権を収めると、いよいよ艦隊は、最後の
一戦を交える準備として、南洋群島へ引上げ、待機の姿勢を執ることとなった。 その....
「厨房日記」より 著者:横光利一
士族は当然徳川とともに滅亡すべき運命を持っていた。そこで領内の士族は立って朝廷と
一戦を交える覚悟のおり、西郷隆盛がひそかにこの地へ乗り込んで来たのである。このと....
「海底都市」より 著者:海野十三
われわれを無視して、無制限に侵入して来る。はなはだ遺憾《いかん》だが、こうなれば
一戦を交える外《ほか》ないです」 オンドリは、トロ族の好戦的態度を自らの言動の....
「太平洋雷撃戦隊」より 著者:海野十三
任務――これこそ待ちに待ったる最大の機会です。祖国をねらう憎むべき×の強力艦隊と
一戦を交えることは帝国軍人の最も本懐とするところです。さア行こう光栄ある戦場へ! 皇国の存亡の懸けられたる太平洋へ!....
「現代忍術伝」より 著者:坂口安吾
者です。アタクシも社長に広言をはいた手前がありますから、かくなる上は討死の覚悟で
一戦を交えることに致します。いさゝか戦闘は長びきますが、当分の間、アタクシをこの....
「瘤」より 著者:犬田卯
けるまでになったのであった。彼は躊躇しないではなかった。が、半面には「名村長」と
一戦を交えるのも退屈しのぎかも知れないという持前の茶気さえ出て来たし、それに何よ....
「三国志」より 著者:吉川英治
まち附近は沼となり河となる。このうえは玉砕主義をとって、荊州へ突き進もう。呂蒙と
一戦を交えるも快である。 命令を出して、明日は野陣を払って立つときめた。ところ....