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一文不知
「一文不知〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
一文不知の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「学生と読書」より 著者:倉田百三
きものである。 キリストのいうように「嬰児」の如くになり、法然の説く如くに、「
一文不知の尼入道」となり、趙州の如くに「無」となるときにのみ、われわれは宇宙と一....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
うな触角が若し才智や、学識であるのなら、自分はどんなトライフルな描写の反復をも、
一文不知の人々のために労を惜まぬであろう。だがかような触角はこころばえにあるのだ....
「法然行伝」より 著者:中里介山
はずれ。本願にもれ候べし。念仏を信ぜん人は。たとい一代の法をよくよく学せりとも。
一文不知の愚鈍の身になして。尼入道《あまにゅうどう》の無智のともがらに同うして。....
「美の国と民芸」より 著者:柳宗悦
いるのです。そうしてそれ等のものに美の標準をすら学ぶことができるのです。ちょうど
一文不知の者にかえって信心の精髄が宿るのと同じなのです。そうして下根の凡夫にかえ....