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一新
「一新〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
一新の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「妖婆」より 著者:芥川竜之介
。こうなるとお敏も絶体絶命ですから、今までは何事も宿命と覚悟をきめていたのが、万
一新蔵の身の上に、取り返しのつかない事でも起っては大変と、とうとう男に一部始終を....
「デンマルク国の話」より 著者:内村鑑三
乳をもって立つ国であるということができます。トーヴァルセンを出して世界の彫刻術に
一新紀元を劃《かく》し、アンデルセンを出して近世お伽話《とぎばなし》の元祖たらし....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
の有力な人物は中世の僧侶たちとは余りにも型のちがったものであった。当時既に時代は
一新しており、すなわち、レオナルドの生れたときには既に印刷術が発明されており、コ....
「耽溺」より 著者:岩野泡鳴
らない物思いに沈んでいるよりも、しばらく怠っていた海水浴でもして、すべての考えを
一新してしまおうかと思いつき、まず、あぐんでいる身体を自分で引き立て、さんざんに....
「国際殺人団の崩壊」より 著者:海野十三
脳は各学会に、さまざまのすばらしい研究問題をあたえて、日本|否世界の科学界を面目
一新させようとしている。博士自身も、この研究所に自ら一分科を担任して、終日試験管....
「赤外線男」より 著者:海野十三
の方へ足を向けた。震災前には、この辺は帆村の縄張りだったが、今ではすっかり町並が
一新してどこを歩いているものやら見当がつかなかった。どこから金を見つけて来たかと....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
とはめったに起らない。 『イムペレエタアと称する霊からの通信の開始は、私の生涯に
一新紀元を劃するものである。それは私にとりて、精神的再生を遂げしめた教育期間で、....
「白光」より 著者:井上紅梅
追い出し――追い出すどころか、なかなかどうして彼等自身で運び出す――家屋は面目を
一新して門口には旗竿と扁額……位が欲しければ京官となるもよし、金が欲しければ地方....
「あのころ」より 著者:上村松園
土産になったのであります。 葉茶屋 それも間もなくのことで、御
一新になり、天子様が御所から東京の宮城へお移りになられたので、京都は火の消えたよ....
「白花の朝顔」より 著者:泉鏡花
上、二階へ連れて上ったのは……挿画何枚かの居催促、大人に取っては、地位転換、面目
一新という、某省の辞令をうけて、区々たる挿画ごときは顧みなかったために債が迫った....
「三枚続」より 著者:泉鏡花
つつありしがごとき、奇体なる人物は、渾名を外道と称えて、名誉の順風耳、金之助と同
一新聞社の探訪員で、竹永|丹平というのであった。 軒の柳、出窓の瞿麦、お夏の柳....
「淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
を御用立て申しましょうと答えて、即座に二分金の耳を揃えて三万両を出したそうだ。御
一新の御東幸の時にも、三井の献金は三万両だったが八兵衛は五万両を献上した。またど....
「西航日録」より 著者:井上円了
は、その罪天にあらずして人にあり。しかして、シナ国民が泰西の文物を収容して面目を
一新するは、いずれの日にありや知るべからず。大廈のまさに覆らんとするや、もとより....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
総理のワン・マンぶりは徹底して、すでに民心は吉田内閣を去っております。今こそ人心
一新のときであります。吉田内閣の退陣は国民の要望するところであります。吉田内閣の....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
て飛行機、戦車の威力であった。第一次欧州大戦当時に比して、この両武器は全く面目を
一新しており、殊に飛行機が軍事上の革命を生ぜんとしている事は確実である。しかしこ....