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一旬
「一旬〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
一旬の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
さえてJOAKのスタディオに弾ずるのは、奇しい運命の下に活躍した紅子だった。僅か
一旬のうちに、弦三と素六の兄弟と、優しい母と姉とを喪った彼女は、この次の、父の誕....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
とを実験してみるかな」
そして、鍵がまず扉の内側に突っ込まれた。けれども、彼が
一旬日ほど以前、聖アレキセイ寺院のジナイーダの室において贏ち得たところの成功が、....
「香魚と水質」より 著者:佐藤垢石
なのは水である。麓の村々ではまだ残る厚さにあえいでいるというのに、土用が終わって
一旬も過ぎると、奥山の深い谿々の底には、もう冷涼の気が忍びやかにうかがい寄って、....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
い子悪い子なかりけり * 時間的に観ると、首都の兵革も、さいごは
一旬のまに過ぎない。平家都落ちと木曾の入れ代りなど、一夜のうちだった。 が、第....