一昨夕[語句情報] » 一昨夕

「一昨夕〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

一昨夕の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
雪の白峰」より 著者:小島烏水
、下のようなハガキも、舞い込んだ。「極暑九十七度九分、山々に未だ雪あるに呆れ候、一昨夕、稀なる夕映、望遠鏡にて西山一帯を眺めいたるところ、駒ヶ岳の絶巓《ぜってん....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
く気をつけて見れば只者ではないようです。そのはず、この男こそ、碓氷峠の陣場ヶ原で一昨夕、焚火をしてなにものをか待っていた南条力でありました。すでにこの男が南条力....
神鷺之巻」より 著者:泉鏡花
まは大方に快癒、鬱散のそとあるきも出来候との事、御安心下され度候趣、さて、ここに一昨夕、大夕立これあり、孫八老、其の砌某所墓地近くを通りかかり候折から、天地|晦....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
告して、昨日切符買えるようにしておいて。こんな一番で帰ったのは、空の安全のためと一昨夕電報がうちから来て、もう一刻もゆっくりした気でいられなかったからでした。キ....