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一期
「一期〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
一期の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
々の段階において経過してきた時間を計算した。それには四つの期間を区別した。その第
一期は星雲期に相応するものである。従ってこの星の温度は比較的低くて初めはいわゆる....
「ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
のでしょう。いつまでも、ぼくたちをふしぎな国へ案内して下さい」 「いや、まあ、第
一期はこのくらいでいいでしょう。そのうちに何年かたって、いいときがきたらまた案内....
「夜叉ヶ池」より 著者:泉鏡花
尾を放て、髯を抜け、とほどには、おふみに遊ばされたに相違はござるまい。……これは
一期じゃ、何としょう。(と寂しく泣く。) 鯉、蟹、これを見て囁き、頷く。 鯉七 ....
「黒百合」より 著者:泉鏡花
を擦剥いてら。」 義作は掌でべたべたと顔を撫でて、 「串戯じゃあがあせん、私ゃ
一期で、ダーだと思ったね、地ん中へ顔を埋めてお前さん、ずるずると引摺られたから、....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
観る所によれば、人間は矢張り不滅の霊魂の所有者であるが――の地上生活は、言わば第
一期の初等教育で、ここで簡単なる任務を遂行すべく教えられ、一層進歩せる死後の世界....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
からは指折って日数を数えてもよかろう。僕の方では毎十の日に本が下るのでそれを暦の
一期にしている。まず本が来ると、それを十日分の日課に割って読み始めるのだが、いつ....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
を三期に分とうとし、この間に磁気と光との関係並びに反磁性の大発見をなした。 第
一期に関する研究の大要を、年を逐うて述べよう。 一八一六年に生石灰を分析して、....
「瘤」より 著者:犬田卯
でもなければ決して津本という本名では呼ばなかった――実際、中地とは反対に、たった
一期間の前の任期中、数千円の大穴をあけたばかりか、特別税戸数割など殆んど倍もかけ....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
してみると、少なくとも三つの段階に分かちてこれを考えることが便利のように思う。第
一期は明治の初年から明治二十三年までとし、第二期は明治二十三年から日露戦争の終り....
「河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
ってくれるのだと、身勝手ばかり考えて、 松の根もとに苺が見える、 お前末代わしゃ
一期。……
一期末代添おうとしたに、 松も苺も、もう見えぬ―― ――とまた唄う....
「ピストルの使い方」より 著者:泉鏡花
―これは、きみの口から聞かしてくれた……無論私も知っている……運八のために、その
一期の無念の時、白い幽霊に暖められながら、雪を掴んで鶏の目を彫込んで、暁に息が凍....
「妖怪研究」より 著者:井上円了
か、あるいは特別に館外員講義相設け、講述いたすべく候。 出典 『哲学館講義録』第
一期第三年級第五号、明治二三(一八九〇)年二月一八日、一頁。....
「妖怪報告」より 著者:井上円了
、夢の的中というよりも、むしろ偶合として可ならん」と。 出典 『哲学館講義録』第
一期第三学年第七・八・九・一〇・一一・一六号、明治二三(一八九〇)年三月八・一八....
「活人形」より 著者:泉鏡花
どうして喰える代物じゃねえ。しかし隙があったら殺害ッちまえ。」 まことや泰助が
一期の失策、平常のごとく化粧して頬の三日月は塗抹居たれど、極暑の時節なりければ、....
「女の決闘」より 著者:オイレンベルクヘルベルト
だろうと存じます。わたくしが、この世に生れる前と、生れてからとで経験しました、第
一期、第二期の生活では、それが教えられずにしまいました。」....