一本参る[語句情報] » 一本参る

「一本参る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

一本参るの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
。先方がいつまでもこの態度でいては運動にならんから、あまり長くなるとまたちょいと一本参る。これだけ参ると眼識のある蟷螂なら必ず逃げ出す。それを我無洒落《がむしゃ....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
けて『なに、居ないことがあるものか、誰にやるつもりでカンカラ太鼓を買ったのだ』と一本参ると、さすがは女で、もう行き詰まってぐうの音《ね》も出ません、こっちは透か....
平泉紀行」より 著者:村山俊太郎
こととしよう。電車を下りるや、 「いよう、色男っ! 罰金は承知だろうな」 と早速一本参る。 宿屋についた。仙台市××町瀬戸かけの誤りか……うふふ。 明日は多....
ヂユパンの癖とヴァンスの癖」より 著者:平林初之輔
インが、作中の人物に誰かれとなく煙草をのませるのは矛盾じゃないかと言ったら、彼は一本参るかもしれない。 煙草をのむことは本筋には何の関係もないからだ。 ただ....