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一番首
「一番首〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
一番首の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦系図」より 著者:泉鏡花
※なんぞで、せせり箸をされた日にゃ、第一|魚が可哀相だ。 こっちはお前、河岸で
一番首を討取る気組みで、佳いものを仕入れてよ、一ツおいしく食わせてやろうと、汗み....
「山崎合戦」より 著者:菊池寛
取るとも、累代の武名を汚すわけには行かぬ」と云って、明智勢に切り入って、一番槍、
一番首、二番首の功名を一人でさらってしまった。 戦いは、午後に入って始まった。....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
て、我等が手並を見せてくれん、ただ一揉《もみ》ぞと揉立てた。池野作右衛門という者
一番首を取る、面々励み勇み喊《おめ》き叫んで攻立った。作右衛門|素捷《すばや》く....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
るまいか」 こう言って持ちかけてみたが、甲士は頭を縦に振らなかった。 「敵将の
一番首はお譲り申そうとも、この一巻は御所望に応ずるわけにはいかぬ」 「それは近ご....
「魔像」より 著者:林不忘
。 「首――」 七 「えッ! 首?」 「首じゃ、首じゃ、首じゃア……
一番首、二番首、三番首と十七の首じゃア!」突如《とつじょ》起《た》ち上った神尾喬....