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一紙半銭
「一紙半銭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
限に流るるこの水――こういうものに対して、その恩恵を誰も感謝するものはないのに、
一紙半銭の値には涙を流してよろこぶ。 偉大なる徳は忘れられるところに存する――....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
勧進帳の読上げも凜々《りんりん》たる調子を張って、満場をシーンとさせました。 「
一紙半銭の奉財のともがらは、この世にては無比の楽《らく》にほこり、当来にては数千....
「雪の宿り」より 著者:神西清
下されて、四条五条の橋の上にて大|施餓鬼を執行せしめられましたところ、公儀よりは
一紙半銭の御喜捨もなく、費えは悉く僧徒衆の肩にかかり、相国寺のみにても二百貫文を....