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一致団結
「一致団結〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
一致団結の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「美男子と煙草」より 著者:太宰治
よろこばせたくて、そのために徒党を組んで、やたらと仲間ぼめして、所謂《いわゆる》
一致団結して孤影の者をいじめます。 私は、負けそうになりました。 先日、或る....
「地球盗難」より 著者:海野十三
げられた。 「われわれ地球に棲息する人類は、骨肉|相食む闘争を即時中止し、全人類
一致団結して、やがて侵入して来ようとするウラゴーゴルに対する戦闘準備を考究しなけ....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
断行し、輝しき躍進日本の姿を以て民族的雄図を行なわんとする時代に当面して、国民は
一致団結、熱烈なる民族主義の旗の下に邁進しなければならぬとき、人民戦線の如き民族....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
お婆さん、チェッコ・スロベキヤの青年、支那の紳士――これだけがモスコウへ着くまで
一致団結して外敵|露西亜人へ当ることに申し合わせる。何しろ、人も怖れる西比利亜の....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
一|朝《ちょう》、なにか事があって外部に対するとなると、即座に、おどろくほど
一致団結して当たる。ただふだんは口やかましく、もの騒がしいだけで、それがまた当人....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
域の主と主とで記録を交換しあう。主から主へとレンラクはたちまちつくものだそうで、
一致団結してカミナリ相手にどういう陰謀をたくらむというワケではなく、特に主同士で....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
でも同じだと思う。家康が関ヶ原で敵の過半数の兵で戦いに勝ったのも、素質のいい兵の
一致団結にあったと思う。 広告宣伝、店舗等、その上手下手もなかなか大切なことか....
「仇討姉妹笠」より 著者:国枝史郎
主謀者となり、鷲見与四郎といったような、血の気の多い正義派の武士たちが、どうやら
一致団結して、以前から頼母の遣り口に対し――田安お館への施政に対し、反対しようと....
「剣侠」より 著者:国枝史郎
三十軒ほどの人家があり、女や子供や老人などを入れ、百五十人ほどの半農半香具師が、
一致団結して住んでいた。 郷に一朝事が起こり、合図の竹法螺がボーッと鳴ると、一....
「魔像」より 著者:林不忘
天下の旗本である。のみならず、召し出されてお城の要役《ようえき》にある者が、斯く
一致団結して当りながら、元同僚とは申せ、今は痩浪人《やせろうにん》である。その痩....
「落語・教祖列伝」より 著者:坂口安吾
心胆が冷えきったまま温まらないのは当然というもの。 そこで十里四方の人間どもが
一致団結して鼻介撃滅の壮挙にでたかというと、どこの国でも一番近いところに五列が忍....
「仲々死なぬ彼奴」より 著者:海野十三
やという疑惑が、なんだか本当にそうあったらしく思われて来るのであった。親族連中が
一致団結して事に当っているのもおかしいと言えば言えないこともないし、死亡診断書を....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
決して社会主義に一路邁進している。すなわちいまや中国においては六億八千万の国民が
一致団結をして大自然との闘争をやっているんだということをいわれたのであります。私....
「特殊部落ということについて」より 著者:喜田貞吉
、自暴自棄になったとかいう実例すら、決して少くないのである。世人はよく、部落民が
一致団結して社会に反抗するという。事実上彼らの一人が普通民から凌辱をでも受けた場....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
た。この連隊は幹部を東北の各連隊の嫌われ者を集めて新設されたのであったが、それが
一致団結して訓練第一主義に徹底したのである。明治四十二年末、少尉任官とともに山形....