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七つ屋
「七つ屋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
七つ屋の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
兄哥《あにい》なぞは、そろいのちりめんゆかたをこしらえるために、まちがえて女房を
七つ屋へもっていくという騒ぎ――。 ところで当日の山車《だし》、屋台の中のおも....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
物アたしかにお富士教ですよ」 「えらいことを知っているな。どこで聞いたんだ」 「
七つ屋ですよ。質屋のことをいや、だんなはまたごきげんが悪くなるかもしれねえが、床....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
がいないが、それに珊瑚珠《さんごじゅ》の根付けかなんかご景物になっていたひにゃ、
七つ屋へ入牢《にゅうろう》させても二十金どころはたしかですぜ。ね! だんな! だ....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
、しっかり結わいつけてあるその名もなまめかしい江戸紫のしごきです。 「はあてね。
七つ屋へこかしこんでも一両がところは物をいいそうな上等のちりめんだが、いってえこ....
「家」より 著者:島崎藤村
た。彼は又、相場師生活の一例として、仕立てたばかりの春衣が仕附糸のまま、年の暮に
七つ屋の蔵へ行くことなどを話した。 「そう言えば、今は実に可恐しい時代ですネ」と....
「残されたる江戸」より 著者:柴田流星
のこと、強ちに獲物の多きを欲せずして、気晴らしをこれ専らとする。 然れば夕べに
七つ屋の格子を潜って、都々逸よりも巧みな才覚しすまして旦は町内のつきあいに我も漏....