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「万口〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

万口の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
仙人」より 著者:芥川竜之介
れはちと話が違うでしょう。御前さんの店の暖簾には、何と書いてあると御思いなさる?万口入《よろずくちい》れ所《どころ》と書いてあるじゃありませんか? 万と云うから....
安重根」より 著者:谷譲次
誰をまた欺き何れの地を奪わんとするや されど至仁至愛のわが上主は 大韓民族二千万口を ひとしく愛憐せられなば かの老賊に逢わしめ給え 逢いたりな逢いたりな つ....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
過ぎないのであるが、その後誰にきいても芝翫は舞台顔の立派な俳優であるということに万口一致していた。わたしはそのあくる年の正月、市村座の中幕「阿古屋の琴責」で彼の....
西航日録」より 著者:井上円了
五日、夕八時シアトル港に着す。当港は開市以来わずかに十五年にして、昨今すでに十万口以上の住民あり。今より数年を出でずして、必ずサンフランシスコに対立比肩すべし....