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「万国地図〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

万国地図の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
六月」より 著者:相馬泰三
店だのビール会社だのの広告絵、大相撲の番附などが麗々しく貼られてある。と思うと、万国地図、日本地図、東京地図などが不秩序にあちらに一ツこちらに一ツばらばらに懸け....
十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
嘉右衛門が、十数年来孤独に住んでいる、庭の奥の林の中の、廃屋の中の部屋であった。万国地図と海図との懸かった、一方の壁へ背を向けて、背革紫檀の古風で寛濶な、肘掛椅....
沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
云ってラシイヌはじっと考えた。と不意にクルリと身を翻えして天幕の方へ馳せ帰った。万国地図を取り出して彼は仔細に調べだした。 「諸君、解った。濠州だ」ラシイヌは元....
南国太平記」より 著者:直木三十五
んしゅう》した「成形図説」の入った大きい木の函があったし、洋式鉄砲、香炉、掛物の万国地図。それから、棚には呼遠筒が、薄く光っていた。 誰かを呼びたい、ような気....