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万葉仮名
「万葉仮名〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
万葉仮名の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「国語音韻の変遷」より 著者:橋本進吉
ないのである。 一 奈良朝の音韻組織 奈良朝時代の文献の中に、国語の音を漢字(
万葉仮名)で写したものを見るに、同じ語はいつも同じ文字で書いているのではなく、種....
「古代国語の音韻に就いて」より 著者:橋本進吉
よるよりほかないのであります。すなわち片仮名、平仮名、あるいはもっと古い時代では
万葉仮名、そういうものによって日本語を書き写したもの、それを材料にして、それによ....
「家」より 著者:島崎藤村
の遺筆を取出した。箱の塵を払って、姉の前に置いて見せた。その中には、忠寛の歌集、
万葉仮名で書いた短冊、いろいろあるが、殊にお種の目を引いたのは、父の絶筆である。....
「白くれない」より 著者:夢野久作
の文句は銘の代りでもなさそうだ。といって詩でもなし、和歌でもなし、漢文でもないし
万葉仮名でもないようだ。何だい……これあ……」 「へえ。それはこう読みますんだそ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
りゅう》の客人の、消閑《しょうかん》の筆のすさびでありましょう。 まず巻頭に、
万葉仮名《まんようがな》がいっぱいに認《したた》められてあるが、これは、ちょっと....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
来て見ても変っていないのは、掛軸と額だった。掛軸には、和歌らしいのが、むずかしい
万葉仮名で、どこからどう読んでいいかわからないように書いてあり、額には漢字が五字....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
候。右御返事まで。 十二月五日寸介由伎 きみ子様 お名前はいつも
万葉仮名で、判で捺したようでした。 手紙ではありませんが、小出粲氏の筆の跡も残....
「カキツバタ一家言」より 著者:牧野富太郎
、もしくは加岐都波奈と書くのは単にその和名を漢字で書いたもので、すなわちいわゆる
万葉仮名である。またさらに同じく漢字をもって書いたものに、垣津幡、垣津旗、垣幡が....