丈人[語句情報] »
丈人
「丈人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
丈人の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
狼の山の神に近侍し傳令する女巫《みこ》と見立てたのだろ。『抱朴子』に〈山中卯日|
丈人《じょうじん》と称える者は兎なり〉。和漢ともにこれを神物として直ちに本名を呼....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
せ、一語一句にもゆっくりと心をこめて、杜詩の一つを静かに声を出して読んだ。 ※身
丈人試静聴、賤子請具陳 甫昔少年日、早充 読神 賦料 李※隣 自謂頗挺出、立登 ....
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
画を描き、それに漢陰園味と題名をつけたことがあった。というのは、むかし、子貢が、
丈人と漢陰に出合ったことがあった。そのとき
丈人が圃に水をやるのに、御苦労さまにも....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
山中|寅日《とらのひ》、自ら虞吏と称するは虎、当路者と称するは狼、卯日《うのひ》
丈人と称するは兎、西王母と称するは鹿、子の日社君と称するは鼠、神人と称するは蝙蝠....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
の生命を棄て、家族を棄て、地上の快楽を棄てて顧みなかった、克己的犠牲行為は、どれ
丈人の子を罪より救い、どれ
丈人の子を、一歩神に近づかしめたか知れない。その意味に....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
わたしの悲しみは、育ちつつある四匹の仔犬の将来です。犬を飼うということは、それ
丈人間が食べかたをへらしていなければならない、ということなのですから、困って居り....
「日記」より 著者:宮本百合子
じられなく成った程、彼の所謂「仕事」は機械的であり、会社員的である。安心の出来る
丈人生に深い連関を持った直覚がない。事務家が、社会的出世の為、勤勉を抜んでると全....