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「三つ口〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

三つ口の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
新釈諸国噺」より 著者:太宰治
無い声で歎願した。 「ええ、帰ります。」と蕾は落ちついて、客のお膳の数の子を二つ三つ口にほうり込み、「ついでに、おひるごはんを、ここでごちそうになりましょう。」....
ヘンゼルとグレーテル」より 著者:楠山正雄
なかがすいてたまりませんでした。地びたに出ていた、くさいちごの実を、ほんのふたつ三つ口にしただけでしたものね。それで、もうくたびれきって、どうにも足が進まなくな....
後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
っていた胡桃を投出しました。熊は一向騒ぐ気色もなく、静かに其の胡桃を取上げて二つ三つ口へ入れましたが、忽ちぽり/\と二つに割って、それを両手に乗せてお町の前に出....